国際通貨基金(IMF)の2015年の世界主要国の国内総生産(GDP)ランキング比較によると、2014年のブラジルのGDP総額は2兆3,530億ドルで世界7位であったにも関わらず、2015年のブラジルのGDP総額は1兆8,090億ドルまで減少して世界9位に後退すると予想している。
ブラジル国内経済の停滞並びに今年のレアル通貨に対するドルの為替はすでに20%以上減少した影響で、2015年のブラジルのGDP総額が1兆8,090億ドルまで減少、GDP総額はドル換算で前年比500億ドル以上減少すると予想されている。
中銀のフォーカスレポートによると今年のブラジルのGDP伸び率はマイナス2.8%、レアル通貨に対するドルはR$3.23が予想されており、2014年のGDP総額よりも8.9%減少すると予想されている。
今年のブラジルのGDP総額1兆8,090億ドルを突破するのは、インドで昨年の2兆500億ドルから2兆3,080億ドルに上昇して7位、イタリアは2兆1,480億ドルから1兆8,430億ドルに減少するにも関わらず、ブラジルの1兆8,090億ドルを上回って8位に上昇する。
2015年の米国のGDP総額は18兆1,250億ドルでトップ、続いて中国は11兆2,120億ドルで2位、日本は4兆2,100億ドルで3位、ドイツは3兆4,130億ドルで4位、5位には英国が2兆8, Selic 530億ドルとなっている。
国連のラテンアメリカ・カリブ経済委員会(CEPAL)の調査によると、2015年のラテンアメリカ地域の平均GDP伸び率は0.5%、ブラジルのGDP伸び率はマイナス1.5%を予想している。
またパナマの2015年のGDP伸び率は6.0%でトップが予想されており、メキシコのGDP伸び率は2.4%、アルゼンチンは0.7%、ヴェネズエラはマイナス5.5%がそれぞれ予想されている。(2015年7月30日付けエスタード紙)