就労・失業者管理センター(Caged)の調査によると、雇用人数から解雇人数を差引いた今年6月の純雇用人数は11万1,000人減少、6月としては統計を取り始めた1992年以降では最悪の失業者増加を記録している。
また今年上半期の純雇用人数は製造業部門の失業者増加が牽引して34万5,000人減少、上半期の純雇用人数としては統計を取り始めた1992年以降では最悪の失業者増加を記録している。
今年6月の純雇用人数の部門別比較では製造業部門が6万4,000人減少、特に金属セクター並びに機械セクター、輸送セクター、繊維セクターの失業が増加している。
今年6月のサービス部門の純雇用人数は3万9,000人減少、小売り部門は2万5,600人減少、建設業部門は2万4,000人減少したにも関わらず、唯一農畜産部門は4万4,600人増加している。
6月のサンパウロ州の純雇用人数は5万2,300人減少して南大河州の1万4,000人の雇用減少の4倍に達しているが、ミナス州の純雇用人数は9,700人増加していた。
昨年上半期の正規雇用労働者の平均サラリーは1,271.10レアルであったが、今年上半期の正規雇用労働者の平均サラリーは1,250.39レアルと労働者党(PT)が政権をとった2003年以降では初めて前年を下回った。(2015年7月18日付けエスタード紙)