就労・失業者管理センター(Caged)の調査によると、雇用人数から解雇人数を差引いた9月の労働手帳に登録される正規雇用は、前年同月比41.3%減少の12万3,700人となっている。
今年4月~8月までの製造業部門の正規雇用は減少していたが、9月は2万4,800人増加、サービス部門の正規雇用は6万2,400人で前年同月の7万600人を大幅に下回っている。
9月の製造業部門の正規雇用調査では12セクターのうち6セクターで増加したが、金属セクター並びに機械・装置セクター、電気材料・通信機器セクター、輸送材料セクター、ゴム・皮革セクター、履物セクターの雇用は減少している。
銀行業界では9月の製造業部門の正規雇用の4万人増加を予想していたにも関わらず、約半分の2万4,837人に留まり、また例年9月の平均正規雇用6万人を大幅に下回っている。
今年9カ月間の建設業部門の正規雇用は前年同期の71.6%に相当する8,400人、9月の小売部門は前年同期比32%減少の3万6,400人に留まっている。
9月の製造業部門の正規雇用のうち非鉄金属セクターは1,083人増加、今年9カ月間では1,118人増加、前記同様に金属セクターは1,789人減少、1万1,293人減少、機械・装置セクターは841人減少、5,204人減少、電気材料・通信機器セクターは440人減少、6,607人減少、輸送材料セクターは2,649人減少、2万7,584人減少している。
9月の製造業部門の正規雇用のうちゴム・皮革セクターは2,930人減少、今年9カ月間では7,000人増加、前記同様に履物セクターは1,680人減少、8,545人増加、木材・家具セクターは1,287人増加、1,641人増加、紙・パルプセクターは483人、1,403人増加、化学セクターは2,585人増加、2万6,757人増加、繊維セクターは1,926人増加、1万7,819人増加、履物セクターは1,680人減少、8,545人増加、食品セクターは2万7,802人増加、4万1,884人増加している。(2014年10月16日付けヴァロール紙)