ブラジル地理統計院(IBGE)の製造業部門の雇用並びに賃金調査(PIMES)によると、8月の製造業部門の雇用は前月比0.4%減少、前年同月比3.6%減少して世界金融危機直前の2008年6月比では7.7%と大幅に減少している。
8月の製造業部門の雇用は5カ月連続して前月比で減少しており、過去5カ月間の雇用は、自動車セクターやオートバイセクター、航空機セクター、造船セクターを中心に2.9%減少している。
8月の製造業の労働時間は、レイオフや希望退職制度の導入で2001年から統計を取り始めて以降では最低の労働時間を記録、今後は製造業部門の雇用は更に減少すると予想されている。
2013年10月から2014年8月の製造業部門の生産は、前年同期比5.0%と大幅に減少、雇用は3.1%減少、労働時間は3.8%減少してきており、ますます製造業部門の生産減少が明確になってきている。(2014年10月11日付けエスタード紙)