野党のブラジル社会民主党のアエシオ・ネーべス大統領候補が事前予想より得票を伸ばして、ブラジル社会党が擁立するマリーナ・シルバ大統領候補を追い越して2位となり、現職のジウマ・ロウセフ大統領との決選投票に進出する。
アエシオ・ネーべス大統領候補の決選投票進出の影響で、昨日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は4.72%上昇の5万7,115.90ポイントを記録してIbovespaの上昇率は2011年8月以降では最高となっている。
昨日の朝のIbovespaの上昇率は8.0%まで急上昇、レアル通貨に対するドルの為替は4.0%下落したにも関わらず、終値は1.78%下落のR$2.429となって3月27日以降では最高の下落率を記録している。
ペトロブラス石油公社の優先株は11.12%高騰して2008年12月8日以降では最高の上昇率を記録、ブラジル銀行の普通株は11.92%高騰、エレトロブラスの普通株は9.29%高騰した。
先週末のペトロブラス社の時価総額は2,330億4,000万レアルであったが、昨日は2,571億2,100万レアルと僅か1日で240億8,000万レアルも時価総額が上昇しているとエコノマチカ社では説明している。
ブラジル銀行の昨日1日の時価総額は86億7,700万レアル増加、エレトロブラスの時価総額は8億800万レアル増加、3公社の昨日1日の時価総額は335億6,500万レアル増加して、サンパウロ証券取引所に上場している時価総額が13位のCCR社の時価総額に匹敵する。
クレジット・スイス証券会社ではマリーナ・シルバ候補の55%の票はアエシオ・ネーベス候補に流れると予想、またジウマ候補には25%が流れると予想、マリーナ・シルバ候補がネーベス候補の支持を表明すれば65%が流れると予想している。(2014年10月7日付けエスタード紙)