10月の大統領選挙を前に連邦政府の公共投資が拡大してきており、8月の公共投資総額は、68億レアルと今年の月間平均の公共投資47億レアルを大幅に上回っていると連邦行政関係情報一貫システム(Siafi)の調査で判明している。
今年8カ月間の公共投資総額は、今年の予算法で許可されている47.6%に相当する399億レアルに達しているが、昨年同期は31.9%、2012年は30.4%と今年は大幅に上回っている。
Siafiのジル・カステロ・ブランコ事務局長は、今年の財政プライマリー収支黒字は予想を大幅に下回るにも関わらず、大統領選挙を控えているために公共投資は拡大すると予想している。
企業の負債返済額の低減措置を利用したRefis da Criseによる今年の臨時歳入は130億レアルが予想されているが、60億レアルから90億レアルしか国庫庁の歳入として計上されているにすぎない。
今年8カ月間の運輸省の公共投資は、83億レアルで昨年同期の54億レアルをすでに29億レアル上回っており、農務省の公共投資は5万人以下の都市向けのトラクターや農業機械向けに37億レアルの公共投資が実施されている。(2014年9月13日付けエスタード紙)