ジェツリオ・ヴァルガス財団のブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の調査によると、今年第2四半期のGDP伸び率は前年同期比マイナス0.8%と予想して2009年第3四半期のGDP伸び率マイナス1.5%に次ぐ記録となり、国内経済の停滞が明確になっている。
特に第2四半期製造業セクター並びに建設業セクターのGDP伸び率が悪化しているが、商業部門並びにその他のサービス部門もマイナスを記録、また第2四半期の過去12カ月間のGDP伸び率はマイナス2.5%を記録している。
今月11日に発表された中銀のフォーカスレポートによると、今年のGDP伸び率は僅かに0.81%に下方修正されており、ブラジル地理統計院(IGBE)の国内総生産(GDP)伸び率の発表前に、中銀は先行指標として6月の経済活動指数(IBC-Br)を今日発表する。
第2四半期の工業部門のGDP伸び率は前年同期比マイナス4.9%、そのうち製造業セクターはマイナス7.6%、建設業セクターはマイナス9.1%、鉱業セクターは6.1%増加、電力・ガス・上下水道・都市衛生セクターは1.3%増加、サービス部門は0.4%増加、農畜産部門は2.3%増加している。(2014年8月15日付けエスタード紙)