昨日発表された中銀の最終フォーカスレポートによると、今年のGDP伸び率は0.86%と10週続けて下方修正されており、4週間前のフォーカスレポートでは今年のGDP伸び率1.70%の予想から半減している。
しかし中銀の最終フォーカスレポートの2015年のGDP伸び率は1.5%に据え置かれており、1ヵ月前の今年の製造業部門のGDP伸び率はマイナス0.67%であったが、今ではマイナス1.53%と大幅に下方修正されている。
ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、6月の製造業部門の生産は前月比マイナス1.4%を記録、Rosenberg & Associados社のアナリストのレオナルド・コスタ氏は、今年のインフレ指数は国内景気の低迷で下方修正される可能性はあるが、2015年のインフレ指数は、電力料金並びにガソリンの予想を上回る値上げで大幅に上昇すると予想している。
最終フォーカスレポートの今年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、食料品価格や輸送代の値下げで前回予想の6.41%から6.39%に下方修正、2015年のIPCA指数は6.21%から6.24%と上方修正されている。
テンデンシア・コンスルトリア社のアナリストのアレサンドラ・リベイロ氏は、今年のインフレ指数は6.1%~6.2%に留まると予想している。(2014年8月5日付けヴァロール紙)