昨日、中銀は最終フォーカスレポートを発表、今年のGDP伸び率を前回予想の0.97%から0.90%に下方修正、今年のGDP伸び率は9週連続で下方修正されており、今後の更なる下方修正の可能性があると予想されている。
フォーカスレポートは100金融機関を対象に行われるが、予想の的中率が最も高いトップ5銀行のインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の6.44%から6.41%に下方修正されている。
農産物価格の減少並びに政策誘導金利(Selic)が11.0%で高止まりしているために、総合市場物価指数(IGP-M)は減少傾向になっているとLCA Consultores社のアナリストのセザール・エスペランジオ氏は説明している。
5月の製造業部門並びに小売部門は自動車販売並びに段ボール販売が落ち込んでいることなどからブラジル国内の経済活動が落ち込んでおり、6月も低調に推移したと予想されている。(2014年7月29日付けヴァロール紙)