ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2013年11月の工業部門の生産は前月比マイナス0.2%を記録、8月の前月比0.2%、9月の0.6%、10月の0.6%それぞれ増加から一転してマイナスに転じている。
2013年11月の工業部門の生産のうち資本財セクターは前月比マイナス2.6%、中間財セクターは1.2%増加、消費財は0.5%増加、そのうち耐久消費財は0.3%増加、非耐久消費財は0.3%増加している。
また前記同様に2013年11月の工業部門の生産は前年同期比0.4%増加、資本財セクターは9.6%増加、中間財セクターは1.3%増加、消費財はマイナス2.2%、そのうち耐久消費財はマイナス4.1%、非耐久消費財はマイナス1.6%となっている。
前記同様に昨年11月の工業部門の同年11カ月間の累積生産は前年同期比1.4%増加、過去12カ月間の累積生産では1.1%増加、資本財セクターは14.2%増加、11.6%増加、中間財セクターは0.2%増加、同率、消費財は同率、マイナス0.1%、そのうち耐久消費財は1.2%増加、0.8%増加、非耐久消費財はマイナス0.4%、マイナス0.4%となっている。
昨年11月の工業部門の27セクターの生産調査では、14セクターが前月比でマイナスを記録、特に自動車セクターはマイナス3.2%と2カ月連続でマイナスを記録したが、8月並びに9月の累計生産伸び率9.1%の大幅増加から一転してマイナスに転じている。
昨年11月の工業部門で落ち込みが大きかったのは機械・装置セクターのマイナス3.0%、印刷・製本セクターのマイナス5.3%、鉱業セクターのマイナス3.1%、医療機器セクターのマイナス16.0%、金属セクターのマイナス3.4%となっている。
昨年11月の工業部門の同年11カ月間の累積生産は前年同期比1.4%増加、調査対象の27セクター中16セクターで生産増加、特にトラック・バスセクターが牽引、石油精製・アルコール生産セクターは7.7%増加、機械・装置セクターは6.6%増加、その他の輸送機械セクターは7.8%増加、その他の化学製品セクターは1.6%増加、電気材料セクターは4.5%増加している。(2014年1月8日付けIGBEサイトより抜粋)