ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、11月の失業率は10月の5.2%から大幅に減少して4.6%と昨年12月と同率となり、統計を取り始めた2002年以降で最低の失業率を記録している。
しかし今年10月の失業並びに求職活動を停止した人の数は1,672万5,000人であったが、11月には1,681万1,000人と大幅に増加したことが名目上の失業率の大幅な減少につながっている。
今年10月の平均サラリーは1,927レアル、11月には2.0%増加の1,965レアル、特に製造業部門の平均サラリーは5.7%増加、昨年11月の平均サラリーは1,908レアルであった。
11月の業種別雇用では工業部門は前月比マイナス2.5%、前年同月比マイナス3.9%、前記同様に建設業部門は1.9%増加、マイナス4.4%、商業部門は1.1%増加、1.8%増加、アウトソーシング部門は0.4%増加、0.4%増加、教育・保健・公務員部門はマイナス0.2%、2.2%増加、ハウスキーパー部門はマイナス3.4%、マイナス12.2%、その他のサービス部門は1.6%増加、1.3%増加している。
6大都市圏の失業率比較では10月のレシーフェ市の失業率は6.1%、11月は6.5%、前記同様にサルバドール市は9.1%、8.2%、ベロ・オリゾンテ市は4.1%、3.9%、リオ市は4.1%、3.8%、サンパウロ市は5.6%、4.7%、ポルト・アレグレ市は3.0%、2.6%となっている。(2013年12月20日付けエスタード紙)