ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、10月の工業部門の生産は前月比0.6%と大幅に増加、7月の工業部門の生産は前月比マイナス2.5%と大幅に落ち込んでいたが、8月は0.2%、9月は0.5%それぞれ増加していた。
産業開発研究院(Iedi)のチーフエコノミストのボルジェス・デ・ソウザ氏は、「工業部門の回復基調に突入したと確信するには早すぎるが、年末まで同じ水準の伸び率を維持して2014年初めも継続してほしい」と説明している。
今年10カ月間の工業部門の生産は前年同期比1.6%増加、過去12カ月間では1.0%増加、10月の工業部門の27セクターのうち21セクターの生産が増加、特に印刷・書籍セクターは13.1%、機械・装置セクターは2.7%、石油精製・アルコールセクターは2.2%、鉱業セクターは2.0%とそれぞれ大幅に増加している。
また10月の香水・石鹸、衛生関連用品セクターは5.6%、金属セクターは2.8%、電気材料セクターは3.4%、情報機器・事務機器セクターは5.2%、通信機器セクターは3.4%とそれぞれ増加、しかし自動車関連セクターはマイナス3.1%、飲料セクターはマイナス5.9%、その他の化学セクターはマイナス2.2%とそれぞれ減少している。
10月の資本財は前月比0.6%増加、前年同月比18.8%増加、今年10カ月間では14.9%増加、過去12カ月間では9.9%増加、前記同様に中間財は0.3%増加、マイナス0.7%、0.1%増加、マイナス0.2%であった。
また前記同様に10月の消費財は0.3%増加、マイナス1.3%、0.2%増加、0.3%増加、そのうち耐久消費財はマイナス0.6%、マイナス3.2%、1.6%増加、1.6%増加、非耐久消費財は1.0%増加、マイナス0.7%、マイナス0.2%、マイナス0.1%、工業部門全体では0.6%、0.9%、1.6%、1.0%それぞれ増加している。(2013年2月5日付けエスタード紙/2013年12月4日付けブラジル地理統計院サイト)

