9月の連邦政府並びに地方政府の財政プライマリー収支は、90億4,000万レアルの大幅な赤字を計上したために、今年の財政プライマリー収支の黒字目標であるGDP比2.3%の達成は非常に難しいと予想されている。
今年9カ月間の財政プライマリー収支黒字は450億レアル、連邦政府は今年の財政プライマリー収支黒字1109億レアルの達成のためには、第4四半期に659億レアルの支出削減をする必要がある。
ギド・マンテガ財務相は、財政支出削減のために失業保険給付の削減や法律で支出を義務付けされている賞与に関連する支出の削減などの実施を積極的に行うと発表している。
9月の国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支は、107億6,000万レアルの赤字を計上、しかし9月の地方政府(州・市)の財政プライマリー収支は、17億5,000万レアルの黒字を計上していた。
10月21日に実施された第1回岩塩層下(プレソルト)原油開発のリブラ鉱区の入札で連邦政府には150億レアルの歳入並びに今年の危機のリファイル(Refis da Crise-負債返済額の低減)による負債返済総額は、70億レアル~120億レアルが見込まれているにも関わらず、年末にかけて連邦政府の支出が増加するために、今年の財政プライマリー収支黒字の目標達成は難しいと予想されている。
市町村への交付金支払いが15億レアル、電力料金値下げによる負担金が20億レアル、社会保障院(INSS)による年金・恩給受給者に対する13ヶ月目サラリーの支出が117億6,000万レアルと国庫庁のアルノ・アウグスティン長官は説明している。(2013年11月1日付けエスタード紙)