ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、9月の6大都市圏の平均失業率は、5.4%と前月の5.3%から上昇、平均サラリーは、1,908レアルと初めて1,900レアルを突破している。
9月の6大都市圏の失業者は前月比3万1,000人増加、前年同月比では同率の5.4%となっているが、2012年12月の失業率4.6%から大幅に増加、特に商業部門とホームケア部門の失業率が増加している。
9月の6大都市圏の製造業部門の平均サラリーは前月比3.2%増加の1,992レアル、商業部門は0.8%増加の1,497レアル、教育・医療・公務員部門は1.7%増加の2,637レアル、ホームケア部門は1.7%増加の800レアル、その他のサービス部門は2.3%増加の1,675レアルとなっている。
また9月の6大都市圏の建設部門の平均サラリーは1.8%減少の1,619レアル、アウトソーシング部門は2.5%減少の2,343レアル、商業部門並びにホームケア部門の失業率が増加傾向となっている要因として、サラリーの高い部門への雇用移動が継続している。(2013年10月25日付けエスタード紙)