ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると、8月の製造業部門の生産は前月比並みで推移したが、前年同月比では1.2%減少しており、第3四半期のGDP伸び率は予想以下になる可能性がある。
8月の製造業部門の消費財セクターの非耐久消費財の生産は、企業経営者の景況感の悪化や一般消費の減少、在庫の増加などの要因で前月比0.3%減少、8月の製造業部門の生産は前月比2.4%減少している。
8月の資本財の生産は前月比2.6%増加、前年同月比11.8%増加、前記同様に中間財は0.6%増加、2.0%減少、消費財は0.6%減少、2.8%減少、そのうち耐久消費財は0.2%増加、6.3%減少、非耐久消費財は0.3%減少、1.6%減少している。
IBGE統計院の調査によると、今年4月までの製造業部門の生産は前年同期比3.1%増加していたが、5月から8月は2.3%減少、今年8カ月間では1.3%増加している。
LCA Consultores社のロドリゴ・ニシダ氏は、今年の住宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)の伸び率は7.1%増加、投資のGDP比は19.8%と昨年の18.1%を上回ると予想している。(2013年10月3日付けエスタード紙)