全国工業連合(CNI)の企業経営者の景況感調査によると、9月の鉱工業部門の企業経営者の景況感は、54.2ポイントに達して8月の前月比1.7ポイント増加の52.5ポイントと2カ月連続で上昇、景気の回復傾向を示してきている。
7月の鉱工業部門の企業経営者の景況感は、50ポイントを割る49.9ポイントとやや悲観的な見方であったが、8月から50ポイントを超えて楽観的な見方に変化してきているものの、過去の平均58.6ポイントを大幅に下回っている。
鉱工業部門のセクター別景況感比較では、9月の鉱業セクターの企業経営者の景況感は前月比4.2ポイント上昇の57.7ポイント、製造業セクターは1.7ポイント上昇の53.6ポイント、建設セクターは0.6ポイント上昇の53.5ポイントとなっている。
9月の鉱工業部門の企業経営者の今後6カ月間の景気動向に対する見方は、46.2ポイントとやや悲観的となっているが、製造セクターは前月の56.9ポイントから58.2ポイントに上昇して楽観視している。
製造セクター企業経営者の景況感の地域別調査では、北部地域が57.2ポイントと最も楽観視しており、北東地域は56.9ポイント、中西部地域は55.6ポイント、南部地域は52.7ポイント、南東部地域は52.2ポイントと最も悲観的な見方をしており、また9月の製造セクターのセグメント別景況感調査では、石油・天然ガス、石炭セグメントが63.9ポイントで最も楽観視している一方で、機械・電気材料セグメントは48.4ポイントで最も悲観的な見方をしている。(2013年9月18日付けエスタード紙)