ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、4月の製造業部門の生産伸び率は、前月比1.8%増加で予想を上回る伸び率を記録したにも関わらず、過去12カ月間の伸び率はマイナス1.1%となっている。
4月の製造業部門で特に生産が伸びたのは自動車セクターの8.2%、機械・装置セクターの7.9%、食品セクターは4.8%とそれぞれ増加、今年初めの4カ月間の製造業の生産伸び率は前年同期比1.6%増加している。
サンパウロ州工業連盟(FIESP)のパウロ・スカフェ会長は、「過去3カ月間を分析したが、製造業部門の生産伸び率は僅かに0.1%増加に留まっている」と楽観視はしていない。
4月の資本財の伸び率は前月比3.2%、前年同月比24.4%、今年4カ月間では13.4%とそれぞれ増加、しかし過去12カ月間ではマイナス4.4%と本格的な回復傾向にはなっていない。
前記同様に4月の中間財の伸び率は0.4%、5.0%、0.4%とそれぞれ増加、過去12カ月間ではマイナス0.9%、消費財は1.8%増加、7.5%増加、マイナス0.2%、マイナス0.2%となっている。
LCA Consultores社の調査によると、2月から4月の投資のFBCFの伸び率は8セクターのうち7セクターで増加、前年同期比では7.0%増加、第1四半期のFBCFの伸び率は4.6%増加している。(2013年6月5日付けエスタード紙)