昨日、連邦政府は、財政プライマリー収支の目標黒字達成並びに電力料金の値下げ達成のために、イタイプー水力発電所のクレジットの前倒しを可能にする暫定令を発表した。
イタイプー水力発電所の2023年までのクレジットの前倒しが可能となる暫定令では、国庫庁が最大150億レアルまでの国債発行が可能となり、財政プライマリー収支の目標黒字達成が可能となる会計上の決算操作を行う。
この暫定令による国庫庁の国債発行による歳入は、電力エネルギー開発会計(CDE)に貯蓄されて財政プライマリー収支の黒字達成に使用され、国庫庁は毎年イタイプー水力発電所の使用料として44億レアルを受取っている。
連邦政府は、3月に旱魃時に電力料金の最も高い火力発電所からの電力を購入するために、40億レアルまでのイタイプー水力発電所のクレジットの使用を認めている。(2013年5月21日付けエスタード紙)