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新興諸国の後押しを受けブラジルがWTOで勝利 2013/05/09

新興諸国の広範囲な支持を受けて、ブラジル人外交官のロベルト・アゼベード氏が世界貿易機関(WTO)の次期事務局長に内定した。国際機関に就任したブラジル人の職種としては、これまでで最も高い役職となる。

アゼベード氏は、外務省の悲願と言えるWTO事務局長に9月1日付けで就任し、在任期間は4年。世界には様々な軸がある中で、今回の勝利は何にも増して、途上国という新しい勢力が誕生していることを反映したものであり、国際的な経済危機という状況にあって、一部の豊かな国だけが世界経済を今後も掌握することを許さないという変化を、如実に示したと言える。

WTOは7日、当初9人で始まった次期事務局長の選出プロセスを終了した。アゼベード氏は、最大の得票数、かつ、候補者の選出条件の1つでもあるが、すべての大陸から支持を受けた。

その結果、決選投票においてアゼベード氏は、米国と欧州の支持を受けたメキシコ人のエルミニオ・ブランコ氏の得票数を上回った。8日にはWTOの一般理事会が投票結果を採択する。アゼベード氏は満面の笑みで、「ブランコを30票から40票、上回った」とコメント。(2013年5月8日付けエスタード紙)

WTO事務局長 新興国の「機動隊」が先進国の思惑を撃退しアゼベード氏を当選に導く

ブラジル人のロベルト・アゼベード氏が、7日、世界貿易機関(WTO)の新事務局長に選出された。先進国の支持が期待できない中で、当選が覆されるという不慮の事態の回避に新興諸国が「機動隊」のごとく結束を固めて同氏の選出を守り切った格好。当初は先進国から支持を得られないことで、外務省内でも、さらにWTOの外交官の間でも、アゼベード氏の立候補そのものが危ぶまれていた。しかも週明け月曜日の6日には、欧州連合(EU)が域内の全28票を、対立候補であるメキシコ人のエルミニオ・ブランコ氏に投じる判断を下した。投票締め切りの24時間前、アゼベードは、支持国から方針を変更しないとの確約を受けるため、ほとんど受話器を握りっぱなしだった。最終ストレッチのこうした努力の結果、大幅な票の伸びにつながり、疑問の余地のない圧倒的な勝利をものにした。

アゼベード氏の当選が判明した数分後、結果報告を受けたブランコ氏は、ブラジル人の対立候補に電話を掛けた。またアメリカとEUは、この日の朝、既に、アゼベードが当選した場合は、その結果に異議を挟まないとコメントしていた。貿易分野の複数の高官によると、異議を挟まないというアメリカとEUの判断の背景には、アゼベード氏が世界中から圧倒的な数の途上国票を集めたことがある。ここでもし同氏を阻止しようとすれば深刻な問題に発展すると、アメリカもEUも認識していたことが挙げられる。

「1999年の投票でも同様の事態が発生した」と、元外交関係者の1人は言う。同氏によると、「当時、新興諸国がタイ人候補者に投票したのに対して、先進国はニュージーランド人に票を投じた。票数ではタイ人候補が優勢だった。ところが、同氏の就任を阻む圧力が余りにも大きく、結局、2人の間で任期を分け合うことになった。現在、先進国が行使するこうした圧力が、影響力を発揮できる余地はなくなっている」と言う。この人物はさらに、新興国が候補者を保護するという文字通り機動隊の役割を果たしただけでなく、勧誘員としても働いたと指摘。BRICS(ブラジルのほかロシア、インド、中国、南アフリカ)メンバーを含む新興国8か国が、アゼベード氏への支持を取り付けるために努力し、これらの国々は、この勝利は世界が途上国に目を向けるものになると雄弁に主張した。

重要な先進国票を得られないとしても、アゼベード氏は、途上国からの大量の票を得ることができれば、国際的な政治危機の問題に一石を投じることになるとし、それを目標にしていた。中国の交渉担当者の1人は、「私たち自身、ブリュッセルとワシントンから票を得られなかったというだけで、彼が当選できななくなるとは信じていなかった」と言う。その論理は明快だ。現在、世界の新興諸国は、既に世界貿易の50%を占め、アゼベード氏がもし2期と務めたとして、その在任期間終了時には先進国の比重は史上初めて、世界貿易の過半数を割ることになる。「アメリカとEUの支持を得られたというだけでもしブランコ氏を登用するなら、WTOで、大きな反乱が起きていただろう」と、アラブの外交官の1人は認める。

ブラジル人のパイオニア

今回のアゼベード氏選出は、ブラジル人が世界経済統括する中核的な機関のトップに立つ初めてのケースになる。ブラジルは国連食糧農業機関(FAO)のトップの外、国際連合人権高等弁務官事務所弁務官も輩出している。だが、外交と政治の世界では、この2つの組織は、1歩下がった存在と位置付けられている。今回のWTOの人事は、世界トップの組織で頂点に立つブラジル人を輩出するという悲願を掲げてきた外務省にとって、WTOに対する信頼が低下しているという状況の中での事務局長就任という以上に、意味することが大きい。さらに今回の勝利は、伝統的に大国が占めてきた国際的な役割を、新たにブラジルが担うことができると求めていくための材料にもなるだろう。

WTOの事務局長輩出は、ブラジルの外交にとっては昔年の目標の1つだった。最初にチャンスが巡ってきたのは、1990年代のルーベンス・リクペロ氏だったが、経済に関するコメントの録音が暴露されて立候補が無効になった。2度目のチャンスはその数年後に到来したが、これは、先進国に有利な態度を取っていた当時のウルグアイを阻止するための戦略の一環としての立候補だった。(2013年5月8日付けエスタード紙)
 



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