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(論評)経済的判断と政治的勝利 2012/06/22

ジョ-ジ・J・オクバロ

開発主義として称することができる、経済的に過剰な活動段階にどっぷりと入り込むに当たり、ジウマ政権は、国際経済危機の影響が当初想定されていた以上に広範囲かつ深刻だという結論に達したように見受けられる。この場合、種々の問題に迅速な答えを出すことを強いられ、それがためにあちこちで懸命な対応に追われている。時に政府は経済計画とはつながりのない方針に沿って行動しているように見受けられるが、その振る舞いの裏には政治的な思惑が潜んでいる。

公共投資は、迅速かつ効率的に実施した場合、経済の刺激と成長を阻害する問題を解決できるという重要性を恐らくは遅まきながら見いだしたことで、政府はこれに固執してコメントし始めたのだ。 随分昔から、まさにそう言われていたこと、政府に対して将来を考えるよう求められていたことを、思い出すのも無駄ではない。

国際経済危機の悪化と波及、長期化に対する懸念があり、企業が事業の拡張と近代化に向けた計画を凍結している状況にあって、公共投資、とりわけインフラ分野への投資を拡大することは重要だ。しかしそれは本来、はるか以前に行われているべきものだった。より大きな輸送能力と高い効率を備えた、広範囲に及ぶ安全な道路と、鉄道、港湾が不足しているために巨大な物流コストを負担し、かつ、競争力を失っているような国では、景気の悪化という状況だけに限らず、常に、公共投資が求められる。

財政面から見てみると、各州政府は過去数年、責任ある行政を執っており、そのために、公共工事に投資する目的で新たな融資を受け入れる条件がそろっていることにも、政府は気づいている。投資拡大に向けて州政府の気を引くために、大急ぎで、官営銀行の金庫を開けて見せた。

これまでのところは狙い通りに事態が推移したこと、そして大衆から支持を取り付けたことで政府は、信用供与の拡大、融資期間の拡大、官営銀行による融資の金利を継続的に引き下げていることで、引き続き消費を刺激することに固執し続けている。国民の雇用と所得の水準が維持されていることは、政府のこの戦略に対して良好な結果をもたらすことの担保となって貢献している。

生活の質を改善してくれる商品にアクセスできるブラジル人が次第に増加していることは、喜ばしい。これは、ブラジルが過去数年にわたって経験してきた、向上の1例だ。しかしながら、直近のデータが小売販売の継続的な拡大(4月は2011年4月と比較して6%の伸び)を示しているように、このような状況でさらに消費をあおることは、無駄な努力だと言える状況になり始めているだろう。

それに止まらず、この種の刺激策が限界にきていることの指摘は少なくない。大部分の家庭が借り入れのための余剰能力をほぼ使い切っていることが示され、消費支援策の効率を悪化させかねない債務不履行が急増している。サンパウロ州商業連盟の調査によると、サンパウロ州内で支払いに遅れが生じている家庭は、5月、全体の21.5%に達し、2011年5月の水準を7.1パーセントポイント上回った。このことは、融資の担保が難しくなっていることを示す。

集中的かつ過度の、そして時には後手に回った政府の特別対策が狙いを外し、あるいは、伝統的な対策と比較して効果が薄く、最終的に一貫性を欠くものになるリスクが生じている。

しかしながら例外的に、その最もコアな部分、つまり政府の早急性は、政府自身にとってベネフィットになるという一定の成果を上げている。 一連の政府の対応は大衆にポジティブな目で見られている、というのも、直接的に大衆に恩恵を与え、さらに政治の世界においても
知事を筆頭に高範囲へ、国会や地方議会における信頼できるフォロアーに、そして、多くの有権者へと恩恵の及ぶ範囲を広げているように見えるからである。

経済と大衆とを強力に保護する政策を発表し、まるで、政府は自身のための政治的な保護機能を構築したかのようである。賢明と認められる態度だ。あるいは、巧妙と言うべきか。(2012年6月17日付エスタード紙)



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