Câmara do Japão
Português
検索: OK
(515)

指標・政策

検索期間を指定してください: OK
(論評)判例:法的安定性の道具 2012/06/18


一部の州が輸入品に対して税制優遇措置を認めたために国内で無数の工場が閉鎖され雇用が国外に移転する結果をもたらした、いわゆる港湾危機の終息に向けて、実業家と労働者、政府、そして野党まで身を乗り出しての大騒ぎになった。ところがその後、財界と政界、法曹界を揺るがすような別の話題が、それも極めて短時間のうちに登場するとはだれも予想していなかった。

産業振興計画としてICMSを利用した減税措置を実施することに関して、連邦最高裁判所(STF)がレイシオ・デシデンダイ(法的拘束力のある判例)を公示すると判断したことは、このインターネット時代には光の速さで、斜陽のブラジルに新たな1撃を加える可能性がある。もともと輸出と国内市場に対する交易エリアとして立ち上げられたアマゾナス州が、この判例の採択に賛意を示したことは、最初の大きな衝撃だった。連邦政府によるインセンティブを伝統的に垂れ流してきた対象であり、ブラジル国内の税制優遇政策システムにおける最も古典的な歪みとして、マナウス・フリーゾーンは成立からほどなく、連邦政府と州政府による恒久的な助成保証をベースに、国内市場における販売拠点へと変貌した。

生産拠点の進出を狙う企業を自州に誘致した上で生産品を他州に販売することを目的として、多くの州政府が州税をベースにした税制優遇政策を導入したが、これは、国家財政政策審議会(Confaz)では全会一致による事前の合意が必要という、フロイトすら説明不能な理由が原因で、その手続きを経ないものだった。サンパウロ州は常にこの種のインセンティブで被害者の側にいると受け止めており、種々の異議を申し立てるだけでなく、見境なく、自社工場を建設するために資本を投下して進出先の州政府により保証された権利を享受している企業を訴えている。ここまでは、特定のオペレーションあるいは特定の企業に対して法的な混乱の影響を与えるだけにとどまっていた。

しかしながら、パラー州政府による法律を違憲と判断して以降、STFは、同様のその他のいかなる下級審でも判例として適用が義務付けられる、レイシオ・デシデンダイを公布する判断を下した。この判断に伴う経済的な影響は、余りにも悲惨だ。つまり、税制優遇政策を自社ビジネスの利益率に対する支援と見なして信頼を置いて生産部門に投資をしてきた企業は、もはや、インセンティブの恩恵を受けることが停止されるだけでなく、更に悪いことに、自社の取引に関連して受け取ったり適用されたりして恩恵を受けた資金を返済する必要がある。一部の州では、この助成措置を30年以上にわたって実施してきた。

港湾戦争は、税制優遇政策のひずみがある国の経済にとって極めて有害だということを明らかにした。しかしながら、港湾戦争におけるヒールの主役になったサンタ・カタリーナ州のケースは、上院の喚問において元州知事のルイス・エンリッケ上院議員が種々の理由と確固たる主張を展開したように、ある地域の経済と社会の発展を後押しする目的をもって生産部門への投資と技術革新、労働力の質の向上を促進するには、構造的かつインテレクチュアルな活動が重要だということを、模範的な形で示した。

米国では、シェールガス基地に新規クラッカーを導入するというシェルの判断に関して、各地の州政府がプロジェクトの受け入れを巡って争った。アメリカ化学協議会の最新の研究によると、プロジェクト争奪戦で勝利したペンシルベニア州は、80億ドルと推定される投資を受け入れ、優れた技術により高い報酬を受ける1万7,000人以上の雇用を創出する。これは、岩塩層下(プレソルト)のガス資源開発においてブラジル社会が受ける恩恵という観点から、ブラジルも見習うべき1例だ。

したがって、各州政府が州内の住民に恩恵を与えるプロジェクトに、これらの手段を利用することの重要性と適切性に関しては、疑問を挟む余地はない。この法律は再検討し近代化するべきだが、それは訴訟、そしてレイシオ・デシデンダイを通じて実施するのではなく、むしろ、人々によって選出された代表者による開かれた議論に基づいた法案を通じて行われるべきだ。

もし判例の公示を取りやめ立法府に対してこの問題の規模を任せるならば、STFは、我が国の民主的制度の改善と法的安定性の強化に大きく寄与することになるだろう。(2012年6月12日付エスタード紙 フェルナンド・フィゲイレード氏)



2020/10/28 » 9月の連邦政府の公共負債残高は2.59%増加の4兆5,260億レアルを記録(2020年10月27日付けヴァロール紙)
2020/10/27 » ブラジルのCOVID-19パンデミック対応策による財政支出は新興国でトップ(2020年10月26日付けエスタード紙)
2020/10/26 » 今年9月の経常収支は6ヶ月連続で黒字計上(2020年10月23日付けエスタード紙)
2020/10/26 » 今年9月の失業率は14.0%に達する(2020年10月23日付けヴァロール紙)
2020/10/23 » 年内の新規株式公開を急ぐ企業が目白押し(2020年10月22日付けエスタード紙)
2020/10/23 » Ibre/FGVの調査では、第3四半期のGDPの伸び率は前四半期比7.1%増加に上方修正(2020年10月22日付けヴァロール紙)
2020/10/22 » 9月の歳入総額は同月としては2014年以降で最高(2020年10月21日付けヴァロール紙)
2020/10/20 » 今年の全国消費者物価指数の予想以上の上昇で来年の公共サービス停止の可能性(2020年10月19日付けヴァロール紙)
2020/10/20 » ブラジル人の63%は今後1年以内の失業不安を抱いている(2020年10月19日付けヴァロール紙)
2020/10/19 » 20201年のGDP伸び率を3.47%増加に下方修正(2020年10月19日付けヴァロール紙)
2020/10/16 » 来年初め4か月間のブラジル国債償還総額は6,430億レアル(2020年10月16日付けエスタード紙)
2020/10/16 » 今年8月の経済活動指数(IBC-Br)は1.06%増加(2020年10月15日付けヴァロール紙)
2020/10/16 » ムーディーズは税制改革如何でブラジルの信用格付け見直か(2020年10月15日付けエスタード紙)
2020/10/15 » 8月のサービス部門生産量は3ヶ月連続の前月比2.9%増加(2020年10月14日付けエスタード紙)
2020/10/14 » サンパウロ州内の零細・小規模の製造業は原材料費上昇で苦戦(2020年10月13日付けヴァロール紙)
2020/10/13 » 最終フォーカスレポートは、9週連続で今年のインフレ指数を2.47%に引き上げ(2020年10月13日付けエスタード紙)
2020/10/09 » 9月のインフレ指数としては2003年以降最高の0.64%を記録(2020年10月9日付けヴァロール紙)
2020/10/07 » 8月の鉱工業部門売上は、COVID-19パンデミック前を上回った(2020年10月6日付けエスタード紙)
2020/10/06 » 連邦政府は簡素個人所得税の20%割引措置の廃止検討(2020年10月5日付けヴァロール紙)
2020/10/06 » フォーカスレポートは4週連続で今年のGDP伸び率を上方修正(2020年10月5日付けヴァロール紙)

バックナンバー »