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(インタビュー記事)ブラジルに対する投資家の高揚感はなくなった 2012/06/06

メイレレス氏によれば、危機と、企業に対する政府の干渉が、投資家を悩ませてはいるが、この状況は一過性の可能性もあるとのこと。
 
ブラジルに対する高揚感はなくなり、外国の投資家が見せ始めた兆候は、政府が頻繁にその意図する所を民間企業に対して課そうとする試みに対する懸念である。これは元中央銀行総裁エンリケ・メイレレス氏がブラジリアを去って以来、ジルマ・ルセフ大統領政権に関して自らに発言を許した数少ないコメントの一部であるが、「(干渉が)危機に対するリアクションであって、傾向としては通常の状態に戻るものであると信じたい」と述べる。

メイレレス氏は民間に戻り、今日では包装食品業のJBS社のオーナーであるJ&Fグループ経営顧問団総裁、仏米系投資銀行ラザードLazardチェアマン、航空会社アズールAzul顧問である。本インタビューで、メイレレス氏は経済だけでなく、新たな日常についても語り、次のステップとして事業家になる可能性もあると語った。

以下はインタビューの主要部分である。

Q. 外国投資家が民間セクターへの政府の介入に対する懸念を表明し始めたというコメントが増えてきている。そのようなことを聞いたことがあるか?


◇外国投資家の全般的な懸念のレベルは随分高くなった。経済の状況が大きく変わり、世界中で投資家たちは以前よりかなり慎重になってきている。疑いなく、ブラジルに対するあの高揚感や他の国々に対する高揚感は今日もう存在しない。それは、ある意味では、健全なことだと考えている。

Q. 企業の日々の活動への政府の介入に対する投資家たちの懸念が見て取れるか否か?

◇たしかにそういう懸念はある。事実、国際的な投資家たちへの講演会において、それについて随分と質問されたものだ。投資家たちには、ブラジルの基本的な制度問題に留意せよと言っている。ブラジルは、同等の制度的構造を持ち、市場経済を実践し、契約に対する保証が存在する。時宜に適った問題はあるかもしれないが、そこでは、どのポイントまでが危機に対する情況的リアクションなのか、あるいは将来の傾向なのか、歴史が物を言うのである。現状は危機に対するリアクションであり、傾向としては通常の状態へ戻るものであると、私は信じたい。

Q. 第1四半期のGDP成長率はわずか0.2%だった。なぜブラジルの成長率は低いのか?

◇現在は重大な世界経済の収縮状態にある。それがブラジル経済に衝撃を与えたことは間違いない。政府は一連の景気対策を採っているので、今から数か月、経済のリアクション見るために、展開を見守ってみよう。ブラジルの現在の成長率はポテンシャルよりも低い推移である。今後アンバランスを産み出すようなプレッシャーなしで成長率を上げる余地はある。

Q. アンバランスとはインフラのことか?

◇その通り。私は、数半期のうちに、経済はリアクションを起こし始めると期待している。ものすごい速度にはならないだろう。漸進的なリアクションとなるだろう。

Q. 2008年に政府が行い、今また繰り返そうとしているクレジットに対する刺激は、最善の道か?

◇ひとつの道ではあるが、十分ではない。2008年は特殊な情況にあり、国際的なクレジットの崩壊によって需要が急激に減少し、ブラジルへも影響した。現在は多少そういったこともあるが、供給の問題にも直面している。投資を刺激して供給を上げるという段階に入っていると思う。

Q. ジルマ政権において中央銀行が自律性を失ったと理解するアナリストもいるが、同意するか?

◇私は、中央銀行を出てから少なくとも2年間は、後継者たちに対するコメントはしないという決定をし、自らに課しているので。

Q. 銀行に対する政府のリアクションは、金利のせいで、激しいものになっている。銀行は、ジルマ大統領が批判し、ギド・マンテガ財務相がプレッシャーをかけている。これは銀行とやり合うのに最も効果的な方法か?

◇その時事問題は避けたいところだ。ブラジルのスプレッドは、事実、高すぎる。然るべきタイミングでスプレッドを下げるという戦略はすべてプラスとなる。どのようにそれを行うかが現状況下の戦術の問題で、コメントは避けたい。

Q. 中銀総裁としての8年で自身の株は上がったか?

◇バンク・ボストンBankBostonを出た時期と今日との間であまり違いは感じていない。あの頃はたくさんのオファーを受けた。今は、あちこちの多国籍機関やどこかの政府から誘いがあったようだが、受けていない。

Q. 何か所から誘いがあったのか?

◇25か所ほどだ。経営顧問に入ってくれとか、顧問会の理事になってくれとか、執行役員をやってくれとか、投資ファンドの共同経営者になってほしいというものまである。

Q. ラザードは顧問として3か所目になるわけだが、プロの顧問になったのか?


◇顧問の一員になるのと、顧問会のチェアマンや総裁になるのは違う。前者は、1~2か月ごとに会議に出て、投票し、提案や忠告めいたことを言うというものだ。チェアマンは、決定を行う役割があり、重要な決定事項に参加し、戦略・ガバナンス・マーケットとのリレーションシップなどに関わる。私は、ラザードのチェアマンで、J&Fの総裁顧問で、さらにアズールの顧問でもある。

Q. 中銀を出た後、日常はどう変わったか?

◇今のほうが、中央銀行の時よりも毎日が忙しい。民間は政府機関とは違う。毎日朝の8時から夜の8時までJ&Fで働き、今はラザードだ。

Q. J&Fは肉屋から始まり、強大な企業になった。自らの方法でゼロから作り上げてきて、今回外部から来た人に権限を委ねた企業家たちと、一緒にやっていくのがどのようなものか、想像するのが難しいが…

◇J&Fグループはプロ化へのプロセスをますます進めている。エルドラードEldorado(建設中のセルソース会社)、フローラFlora(衛生・清掃製品)、ヴィゴールVigor、これらは皆プロ意識が高い。米国のJBSはアメリカ人の経験豊富なエグゼクティブがいる。非常に居心地がいい。

Q. デルタDelta社(汚職スキャンダルに関与)との交渉に関わっているのか?

◇否。直接的な交渉には関わっていない。

Q. J&Fはなぜデルタ買収を諦めたのか?

◇J&Fグループがデルタの査定を決定した時、キャッシュフロー、資産、将来性など一連の前提を基に行った。それ以来現在までに、これらの前提が変化したため、交渉に見切りをつけたのである。

Q. デルタとの交渉は、J&Fグループがインフラ分野に参入したいという関心から来たもので、その計画は維持しているのか?

◇維持している。分析中3つの代替案があるが、いずれも公共工事の請負会社は入っていない。だが、それが何かを話すことはできない。

Q. J&Fとの契約は同グループの株式購入オプションを見込んだものになっているか?

◇それは契約にはないが、将来議論することになったとしても障壁になるものはない。

Q. 事業家になる意図はあるか?

◇可能性はある。何年もの間ブラジルで銀行を経営した。その後、ボストン(米)でも。これまでに立ち向かった最大の挑戦だった。当時、外国人それもラテン人が米国の銀行を経営するというのは珍しいことだった。ブラジルに帰り、ゴイアス州から連邦議員に当選した。ボストンからゴイアニアは、またラジカルな変化だった。中銀の総裁になり、今また民間に戻っている。次のステップが事業を起こすことだとして、何の支障もない。


(2012年6月3日、ダヴィ・フリートランダー、マリーナ・ガッツォーニ、エスタード紙)



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