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(論評)簡素さとの決別 2012/05/08

セルソ・ミンギ

ポウパンサ預金の簡素さが終焉を迎えた。今後開設したものには政策誘導金利(Selic)の70%の利息収益となる。
「Selicですって?Selicとは何ですか?」とマリアおばさん。

「えー、Selicというは、Sistema Especial de Liquidação e de Custódia(決済および第三者預託の特別システム)の略で、中央銀行にあります。金利を出したり引き上げたり支払ったりするのをコントロールしたり、国庫の債権をコントロールしたりする施策です。それが、毎日の決済取引で中央銀行が金融機関に支払う金利のことも指すようになったのです。つまり、Selicは、中央銀行の決定で、経済活動中のお金の量を調節することによって得られる基本金利の大きさでもあります・・・」

マリアおばさんにとって、Selicの70%を計算するのは複雑なことだろう。Selicがいくらか知らなければならないし、計算方法も知らなければならないのだから。

こんな比較をすると複雑さを理解しやすいだろう。消費者は、アルコールのエネルギーパワーがガソリンの70%しかないことを知っている。したがって、アルコールの値段がガソリンの70%を超えたらいつでも、フレックスエンジン車はアルコールではなくガソリンで満タンにしたほうがいい。だからといって、ガソリンスタンドで誰も暗算などできはしない。というようなところで、Selicの70%は口座の中で支払われるのである。

複雑さはそれにとどまらない。マーケットでは、利息収益を決定するのに3つの計算方法が存在することになる。従来のポウパンサ預金に対しては何も変わらないので、月に0.5%(年に6.17%)の金利プラス参照金利(TR、あまりに小さいのでほとんど勘定に入らない)の支払いが存続する。こうして、従来のものはこれまでどおり年におよそ6.5%の収益となる。ここまでは、一般大衆にとってもまだ比較的シンプルである。

新しいポウパンサには、2つの計算方法がある。第1の計算方法は、基本金利(Selicなるもの)が年8.5%を超えた場合に適用されるのだが、従来のスキームが優先される。もうひとつの計算は、Selicが8.5%がそれ以下になった場合に行われ、ここでSelicの70%が適用されるのだ。

簡素さというものは、計り知れないほどの美質なのだが、国際水準まで金利下げを許容するには、この度は犠牲とならざるを得ない。

しかし、そういうことならば、異なる計算式で複雑化するのではなく、ヨーロッパなどの先進国のように、利息については銀行に自由に決めさせたほうが良いのではないだろうか。投資家が資金を銀行定期預金(CDB)に預けようとするときに、すでに行われていることではないのか?

いずれにせよ、賽は投げられた。金利下げへの道は開かれ、確定利付きファンド預金から貯蓄預金へと資金が強力に移動するリスクはない。金利下げに対する唯一の障壁は依然として、今のところその兆候はないが、突然インフレ率が上がることである。

その点、ジルマ大統領は、ルーラ大統領よりも勇気がある。ルーラ大統領は、国民の預金を台無しにしたことで有名になったコロール大統領と同等に見られるのを恐れて貯蓄預金に手を出すのを避けた。
一連の流れの中で、恐れられていた問題の数々は遠ざけられたかのように見える。ジルマ大統領自身、大鉈を振るう必要があると判断している。最初に、自分が銀行と面と向かって対決しているというイメージを世論に向けて流した。その後、マネー界の大御所たち対しては鉄の女のオーラを得て、貯蓄預金に対して為すべきことを為した。政界のリアクションは、微々たるものか、あるいは、存在しない。
(2012年5月5日付け エスタード紙)



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