全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)の今年のクリスマス商戦の小売販売予想によると、調査開始以来初めてとなる過去17年間で初めて前年価格を割る商品が発生する可能性が指摘されている。
2001年に調査開始されたクリスマス商品214アイテムの調査では、今年10月の過去12カ月間の平均価格はマイナス1.1%のデフレを記録、昨年の平均価格は前年比9.8%増加、2015年は10.4%増加から一転して減少している。
10月の過去12カ月間のセルラー電話の平均価格はマイナス9.1%、液晶テレビはマイナス7.7%、今年の穀物生産が記録更新予想で食料品価格はマイナス5.4%を記録している。しかし10月の過去12カ月間の航空券は17.9%、州間バス料金は7.2%、テニスシューズは6.9%とそれぞれ大幅に値上がりしている。
全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)では、今年のクリスマス商戦の小売販売は前年比4.3%~4.5%増加を予想、昨年のクリスマス商戦の小売販売は前年比マイナス4.9%、2015年はマイナス5.0%から一転して増加に転じると予想されている。
今年のクリスマス商戦による小売販売は347億レアルが予想されており、そのうちスーパーの小売販売は116億レアル、衣料関係は90億レアル、日用品・身の回り品関係は50億レアルが見込まれている。(2017年11月8日付けエスタード紙)