ブラジル機械・装置工業会(Abimaq)は今年初めの2ヶ月間の機械・装置販売は前年同月比25.9%減の80億9,000万レアルの大幅な落込みを記録したが、2月は前月比では6.7%増加の41億8,000万レアル増加を記録したために、1月が販売の底であった可能性を指摘している。
1月の機械・装置の販売は前月比37.1%減少の39億1,000万レアル、前年同月比でも28.3%減と大幅な落込みを記録したが、2月から増加に転じてきているにも関わらず、今年の販売は前年比20%から30%の減少を見込んでいる。
2月の機械・装置販売ではペトロブラス向けのバルブとポンプ関連販売が増加してきているが、鉱業部門,鉄鋼、紙・パルプ並びに自動車部門は依然として落込んでおり、特に木材加工向け機械は68.6%と最大の落込みを記録している。
今年初めの2ヶ月間の輸入製品を含めた国内販売は前年同期比9.4%減の123億レアル、機械・装置輸入は前年同期比5.1%減の31億レアルであったが、特に輸入相手国4位の中国からの輸入が28.1%と大幅に減少したために、市場関係者は胸をなでおろしている。
今年初めの2ヶ月間の機械・装置輸出は前年同月比26.8%減の13億レアルであったが、輸出相手国1位の米国への輸出は40.8%と大幅に減少、輸出相手国2位のアルゼンチンも27.6%減少したが、金融危機の影響以外にセーフティーガードの影響で大幅に低下している。(2009年3月26日付けガゼッタ・メルカンチル紙)