ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、今年の穀物生産は順調な天候や耕地面積の拡大などの要因で、前年比14.7%増加の1億8,570万トンで記録更新が予想されており、2003年の前年比27.2%増加に次ぐ増加率が予想されている。
特に今年の大豆生産は前年比23.8%増加が予想されており、大豆の耕作面積は10.8%増加、ブラジルの穀物栽培向け耕作面積は7.8%増加が予想されている。
しかし6月の耕作面積は、バイア州並びにマラニョン州の旱魃の影響で前月比0.1%減少、トウモロコシの生産ではマット・グロッソ州がパラナ州を抜いて1位になると予想されており、同州の穀物栽培はブラジルの穀物栽培の23.8%に達している。
6月の小麦生産は555万トンに達しているが、6月の北東地域のコーヒー豆生産は前月比2.7%減少、今年のコーヒー豆生産は前年比4.8%増加が予想されており、エスピリット・サント州のコーヒー豆生産は、降雨が少なかった影響で前年比7.0%減少すると予想されている。
オレンジ並びに綿花生産は豊富な在庫並びに国際コモディティ価格が低調に推移しているため前年を下回ると予想、しかし6月のジャガイモ生産は前月比19%減少したために、価格が高騰すると予想されている。(2013年7月10日付けエスタード紙)