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相互啓発委員会主催の「サンフランシスコ河流域プロジェクト」セミナー開催 2009/11/10

相互啓発委員会(前田一郎委員長)主催の「サンフランシスコ河流域プロジェクト」セミナーが2009年11月10日午前9時から大統領のサンパウロ事務所に26人が参加して開催、国家統合省のジョアン・レイス・サンタナ・フィリョ事務次官が約3時間に亘ってプロジェクトを紹介した。

初めにジョアン事務次官はブラジルの歴史は僅か500年で初めにパライーバ州からバイア州イリェウスまでの地域でサトウキビ栽培、ミナス州で金採掘、その後はコーヒー栽培の時代が長く続き、工業や金融市場の発展はサンパウロ、リオやミナス州に集中、20年前のサンパウロの金融取引はブラジル全体の50%、リオが35%を占めて、北東地域などは忘れ去られていた。

しかしルーラ大統領はブラジルの持続的経済成長には米国のように国内消費を高める必要があり、大半の歴代大統領が開発に着手しなかった北東地域や中西部開発への投資の重要性を認識、僅かなインフレを維持しながら経済発展を図り、人口が5,400万人に達する北東地域への投資で国内消費を高める政策を果敢に採用した。

北東地域は広大な半乾燥地域が大半を占めるが、気候は非常に植物育成に適して灌漑施設に投資すれば食料基地に変貌できる。ブラジルは熱帯雨林伐採で世界中から非難されているにも関わらず、ヨーロッパでは国土の99%、米国は68%も森林を伐採したが、ブラジルは国土の30%未満を農地に転用したにとどまっている。

サンフランシスコ灌漑プロジェクトでは半乾燥地帯の2,000万ヘクタールが耕作可能となり、旱魃に悩まされる時代から世界の食料供給基地となって、計り知れないビジネスチャンスが訪れつつある。

北東地域は面積が156万平方メートルで9州にまたがり、気候は高湿度赤道地帯気候、高湿度海岸地帯気候、熱帯性気候並びに半乾燥熱帯気候に区別され、年間の日照時間は2,300時間から3,000時間と年間8ヶ月間に亘って植物が育成してイスラエルやヨルダンの乾燥地帯とは比較にならない好条件であり、 植生はマングローブ、耐乾性植物やサバンナ地帯に分かれている。

農業ではサトウキビ、綿花、カカオ、トロピカルフルーツ、特にマモーナ(トウゴマ)の種は簡単な装置で50%に達するバイオ油が採集可能、種の殻はすばらしい肥料、葉は蚕の餌となり、60日で収穫可能であるにも関わらず、バイオ燃料プロジェクトは止まったままとなっている。地域別雨量では大豆や綿花の一大栽培地に変身したバイア州西部は年間1,100ミリ、同州中央部500ミリ、海岸地域2,000ミリから2,500ミリ、鉱物資源ではブラジルのタングステン生産の98%、石油、マンガン、ニッケル、カオリンなどが豊富、エネルギーでは風力発電、太陽光発電やバイオエネルギーが有望となっている。

北東地域の半乾燥地域は98万平方キロメートルでミナス州にまでまたがり、セアラー州ジャグアリーバ水系、北大河州アポジ水系、パライーバ州パライーバ水系、5州にまたがるサンフランシスコ水系は64万平方キロメートル、平均水量は1秒間に2,980立方メートル、ソブラジーニョ貯水池の排水量1,850立方メートル、貯水能力は340億立方メートル、トレス・マリア貯水池は190億立方メートル、灌漑用水資源利用許可は僅かに1.4%で1,200万人が恩恵を受けるが、サンパウロ州のピラシカーバ川の70%、パライーバ・ド・スール川の68%の水資源利用とは比較にならないぐらいの僅かな水資源利用であり、専門知識の不足による渇水や植物や動物生態系を変えるなど現実離れした誤解を招く言い方もされている。

ソブラジーニョ貯水池のペトロリーナ市やジュアゼイロ市近郊ではブドウをフランスに輸出、またサンパウロからイタリア系ブラジル人が入植してワイン造りを行って、年々その技術が向上して素晴らしいワインが造られてきている。

サンフランシスコ河プロジェクトのコンクリート使用量は北部並びに東部運河の合計は22階建てビル750棟が建設可能な150万トン、運河掘削のための除去する土砂はマラカナン・スタジアムが900杯に相当する8,200万立方メートル、セメントは50万トン,鉄鋼は15万トンと巨大プロジェクトで完成後の北部運河の灌漑用水資源利用は1秒当たり50立方メートル、東部運河は14立方メートルに達する。

北部運河の最終距離は420キロメートル、240キロメートル間で工事中、揚水高度は180メートル、東部運河は210キロ、185キロ間で工事中、揚水高度は300メートルに達する。

同プロジェクトでは36種の環境プログラムがあり、施行管理計画、社会コミュニティ計画、動物形態計画、環境教育プログラム、インジオやアフリカ系(キロンボ)コミュニティ支援、水質調査プログラム、河川沿岸再計画、森林回復計画、廃棄物回収計画、支流流域堆積物除去計画、沿岸住民支援など環境問題を非常に重視している。

世界の灌漑面積比較ではインドが5,580万ヘクタールでトップ、中国5,460万、米国2,240万、パキスタン1,820万、イラン770万、メキシコ630万ヘクタールで6位、エジプトは340万ヘクタールで14位、ブラジルは290万ヘクタールで17位となっている。

世界の耕地面積の18%が灌漑設備を擁して収穫量の44%を占めて生産性が非常に高い。ブラジルは世界の真水の12%、12の大水系でアマゾン水系が68%を占め、北東地域は3%でサンフランシスコ水系が70%を占めている。ブラジルの灌漑能力は2980万ヘクタールで灌漑利用率は11.6%の344万ヘクタールに留まっている。

灌漑農業の1人当たりの雇用向け投資は5,500ドル、一般農業の3万7,000ドルの1/7、観光6万6,000ドル、資本財9万8,000ドル、製鉄14万5,000ドルなどと比較して非常に効率が優れ、また灌漑農業の生産効率は一般農業の3.5倍、収益率は7倍に達する。

最後にジョアン事務次官は会議所会員の同プロジェクト見学要望があれば統合省で全て手配するので大歓迎であると述べたのに対して、前田委員長はお蔭様で同プロジェクトの環境に配慮した実態が分り、北東地域の発展に役立つプロジェクトの視察を是非、計画したいと述べ、最後に平田藤義事務局長は今回のセミナー開催に尽力されたサンスイ・プラスティックの平崎靖之社長補佐に厚くお礼を述べて、相互啓発委員会が見学会を計画してほしいと結んだ。

            

左から前田一郎相互啓発委員長/田中信会頭/国家統合省のジョアン・レイス・サンタナ・フィリョ事務次官

            

左から前田一郎相互啓発委員長/国家統合省のセバスチアン・エドアルド・ダ・クーニャ事務次官補佐官/田中信会頭/ジョアン・レイス・サンタナ・フィリョ事務次官/平田藤義事務局長

             

セミナー終了後国家統合省のジョアン・レイス・サンタナ・フィリョ事務次官から送られたワインを受取る田中会頭

             

 26人が参加したセミナーの様子

 

 



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