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近藤健書記官の政治セミナーが4月18日に開催された 2007/04/19

ブラジル日本大使館政務班の近藤健書記官のブラジル政治セミナー「第2期ルーラ政権の展望」が4月18日午後4時から6時半まで、商工会議所会議室に55人が参加、今回4連連続4回目の研ぎ澄まされた洞察力とブラジリアの現場の裏話や足で稼いだ貧困ブラジル人のルーラ大統領に対する人気の根源に迫る話など、人を引き込む話術に参加者は感服していた。司会はコンサルタント部会の赤嶺尚由副部会長が担当して、近藤書記官の略歴を紹介した。

近藤書記官は初めに、昨年の政治セミナーでルーラ再選を皆さんの前で予想したが、再選されたので頭を下げずに済んだと笑わせて、3月末に5ヶ月もかかってやっと組閣ができたので、政治の動向が見えてきた。

決戦投票に縺れ込み再選が心配されたが、蓋を開けてみれば60.83%で圧勝、この5ヶ月間で、野党から与党に鞍替えする議員が相次いだが、これは大統領の求心力が一段と強くなっている証拠であり、またルーラ大統領のカリスマ性で、第二次政権スタート早々の支持率は49.5%と非常に高い支持を得ている。

下院議員及び上院議員数で最大のPMDB党など多くの党が、ルーラ大統領のPT党と共に連立与党を形成しているが、PMDBは利権や人事ポストを重視する政党になりさがり、PT党不支持であったテーメル党首がルーラ大統領に取入り、閣僚数を第一次政権の2席から5席に増やし、また公社や局長クラスのポストで盛んに交渉中である。

ルーラ第一次政権時は周りを経験の薄いPT党の政治家を重宝したために、権力闘争に明け暮れ、またメンサロンなどの政治スキャンドルでジルセウ文官長は議員権を剥奪され、パロッシ蔵相やグシケン広報長官も政権の中軸から去っていった。

ルーラ大統領が閣僚に抜擢して重宝しすぎたPT党の政治家で一杯だった第一次政権よりも、実務的で従順な政治家が多い二次政権のほうが気楽であり、また大統領の影響力も増大してきている。

二次政権のルーラ大統領の意向として、「歴史に名を残したい」ことが、最も頭の中を支配しており、工業化を進めたクビチェック大統領をなぞらえて意識しており、PACプログラムによるインフラで目に見える成果を残したいが、失敗回避が最重要項目であり、絶対に無理はしないので、現在の国内や国際シナリオは好調に推移しており、無理をしなくてもそこそこの経済成長率達成は容易であり、インフレを再燃させる急激な金利や為替政策は採用しない。

与党内でもドラスティックな経済成長路線への舵取りをルーラ大統領に進言する政治かもいるが、ルーラ大統領は採用しようとはしないし、目に見えない優先度の高い構造改革の効果が現れるまでに、10年以上かかるので手を付けないし、社会格差是正で貧困層の購買力アップ、経済安定及びある程度の経済成長ができれば、ブラジル初の左派大統領として歴史的評価をされるので無理はしない。

また1,100万家族にばら撒いているボルサファミリアでは、最高95レアルでそれほど政府負担が大きくないので上手くいっており、近藤書記官が大統領選挙前に東北伯で聞いた話では、特に田舎では現金収入を得ているのは公務員及び年金生活者しかいなかったが、ボウサファミリア支給で貧困家庭にも現金が回りだし、最低賃金の大幅上昇でこれに連動して現金が回りだした。

補助金制度は昔から存在したが、学歴の低い人が多い貧困層は誰から支給されているのか解らなかったが、ルーラ大統領は宣伝が上手く、皆がルーラ大統領から支給されていることを知らされたために、ルーラ人気に直結した。

また1月の発表したPACプログラムでは民間の投資を期待しているが、今までの寄せ集めの政策であり、ある程度の成長は見込めるが、政治発表ほど成長はしないと見ている。また社会保障改革と税制改革はある程度達成できるが、やるなら今年中に着手しないと間に合わない。税収の8%に相当CPMF税と政府は歳入の20%を自由に使えるDRUは時限立法でもうすぐ期限が切れるので、財源確保のために今年中に延長することが最優先であり、州税ICMSの見直しとIVA実施くらいしか行なわない。

労働改革では労働者の既得権利保護を主張するルピ労働相では何も変わらないと述べ、必要に迫られている大幅な構造改革、為替、金利や経済成長は期待できないが、国内外の好調な経済シナリオで、何も変わらなくともある程度の経済成長は可能であり、大きな変動なしにルーラ大統領は政権を全うするのではないかと述べて講演を終了して大きな拍手が送られた。

質疑応答では、ブラジルにとってエタノールで大きく飛躍できるか、ICMS/DRUの延長について、税制一本化は可能か、税制改革に手を付けないのでブラジルコストをどのようにして下げるのか、ヴェネズエラのシャーベス大統領に主導権をとられているが、第一次政権はスキャンダルにまみれ、第二次政権では何も行なわないのでは、どうやって歴史に名を残すのかなど多岐にわたる質問に、皆が納得する回答をだして参加者をうならせていた。
(以上これはあくまでも近藤健書記官の個人的見解です)

 



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