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業種別部会長シンポジウム

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2002年下期業種別部会長懇談会-自由討論 2002/09/12

司会  極めて具体性に富んでいて、詳しいご報告ありがとうございました。 これで一通り各部会長による 「回顧と展望」のご報告が終わりました。 これから自由討論に移らせていただきます。この懇談会に出席下さっている方々には出来るだけ数多く参加して頂い て、ご意見を伺いたいと思います。私も総務委員会の一員ですので、大変僭越ではございますが、「自由討論の部」の口火を切らせていただきます。

さきほどの各部会長のお話にも、等しく共通して今年の大統領選への懸念が表明されておりました。 昨年のいまごろは、未曽有の電力危機がブラジル産業界 を直撃して、この部会長懇談会も大変危機感に包まれていたことを記憶しておりますが、一年過ぎた現在、最も大きな問題は、目前に迫った大統領選で与野党の どの候補が当選するか、ということに尽きると思います。
大統領選挙は10月6日の第一次投票(予選投票)でもって全有効投票数の過半数を獲得 した候補が出ませんと、10月27日に行われる決選投票で上位2者が勝敗を争うことになりますが、いまのところ「予選ですんなり決着」という訳には行きそ うになく、決選投票が行われる公算の方がどうも大きいと私は見ています。 そして、決選投票に進出する上位2者が誰と誰かとなりますと、“当たるも八卦” みたいな予想の域を出ませんが、PTのルーラ候補とPSDB、 PMDB連合のセーラ候補の顔合わせになるような感じがしております。

では、誰が10月27日の決選投票で勝ち、ブラジルの21世紀最初の大統領になるかとなりますと、まだ多くの不確定要素がありますが、さきほど田中先生 (コンサルタント部会長)のお話にもありました通り、これまでのルーラ候補の一貫して安定した強さとその裏付けとなっている拒絶率の低さ、予選投票から決 選投票まで実質2週間くらいの法律で定められた短い運動期間しかなく、その間に形勢を逆転させるような大きな変化がなかなか起こりにくそうなこと、また、 今回の大統領選に出馬しているPPSのシーロ候補とPSBのガロチーニョ候補が予選で敗退すると、その背後にある政治勢力がこぞって、同じ野党のルーラ候 補の支持に回る可能性が強いことなどを考慮しますと、さきほども申し上げた通り、ルーラ候補が4回目の挑戦で初めて大統領の座を射止める可能性の方が高い のではないかと見ております。

もしルーラ候補が決選投票の段階まで行って21世紀最初のブラジルの大統領に当選したと仮定しますと、 就任するまで2ヵ月程度のいわば政治空白期間が生じます。 それが予選で決着という事になりますと、約3ヵ月間もの政治空白期間が出来ます。 特にその期 間内に、アルゼンチンみたいな経済面での混乱が起こることを否定する訳にはいきませんが、去る8月29日のコンサルタント部会では、誰がなっても結局は同 じだから、一度落ちるところまで落ちて出直した方がよい、との意見も出ていました。
経済面で起こりうる変動については、まだとても予想できない けれども、仮にPTのルーラ政府が誕生しても、単独での政権運営はとても出来そうになく、特に国会対策面で弱点をさらけ出しそうなので、FHC現大統領を 中心に、PTとPSDBの間で、連立政権構想を模索し実現させようという動きが早くも水面下で持ち上がっているという情報もありますし、そうなればルーラ 大統領がとっぴな変革を打ち出そうとしても、なかなか打ち出せないのではないか、そうであれば、逆に。 政権自体に自律的に歯止めが掛かるのではないか、 と私は見ています。
以上が各部会長のお話を聞きながら、考えてきたことです。
それでは時間の関係上、山田監事会議長、一連のお話を聞いてのご感想かコメントがございましたら、お願いいたします。

急激な状況変化を好まない国民性から
現時点で「セーラ候補敗退」の断定は時期尚早?

山田  監事会議長の山田唯資でございます。私は、毎年この部会長懇談会に出席して、部会長の皆様がこの場で発表される色々な情報は、確実に我々商工会議所の目玉商品になっていることを、その都度再確認するわけですが、今回もまた例外ではありません。
私は日伯経済交流のコンサルタントをして参りました関係上、この目玉商品をどう広く関係者に知ってもらうか、に興味を持っております。 現実の問題とし て、ブラジルに進出して、まだ当会議所に加入しておられない日系企業も少なくないようですし、また、今後、事態の展開次第では進出されるかもしれない日本 の企業に対しても、当商工会議所がこういった有益な資料を一つにまとめていることを、何らかの形で、より効果的に知って頂けるよう模索することが会議所と して大切ではないかと考えます。これが一つ。

もう一つは、この懇談会に出席したり、あるいは、この懇談会で発表された内容を知る事に よって、「ブラジルという国は、同一国内でありながら、これだけ業種が多岐にわたると、景気のよいところ、わるいところ、利益を上げているところ、そうで ないところ等、業種間で顕著な差がある」という認識が得られる事で、この状況把握は、企業家にとって非常に有益なものであると思います。

最後にもう一つ。 それは、ここにご出席の皆様のお話を伺っておりまして、皆様が、従来の選挙の時期に心配した以上に、今度の選挙の結果は、それぞれの 事業の先行きに大きな影響を与えると感じておられるのを実感します。私が見た最近の新聞によりますと、ブラジルのある調査機関が自宅に電話を持っている有 権者に、「誰に投票するか」を聞いた調査の結果によると、彼らの間で「セーラの支持率が徐々に上がって来ている」、とのことです。

し たがって、もしセーラ候補が最終決選まで居残れた場合は、第一次選挙でガロチーニョやシーロ・ゴ-メス候補に投票した人々の票が、決選時に全部ルーラに集 まる、ということには私は疑問を抱いております。 さらに、ブラジル人は最終的には、安定志向が強い国民性から、最後の局面で、必ずしもセーラが当選でき ないとはまだ言えないのではないでしょうか。 以上、感じた事を申し上げました。

司会  ありがとうございました。続きまして、総務委員会の藤下委員、何かコメントでもよろしいですし、あるいは部会長の今までの発表に対するご質問でも、お願いいたします。

経済悪環境下でも好業績企業があり、業務の参考としたい

藤下:総務委員をやらせて頂いている藤下でございます。

コメント等というおこがましいことは言えませんが、総務委員という特権を生かして、毎回、各部会長のお話を聞かせて頂いており、大変勉強になりありがた く思っています。 最近、私どもにはブラジルの大統領選について社内各所からいろいろと問い合わせなどあるわけですが、田中先生の、「ブラジルは誰が大統 領になってもこれからは変わらない。 昔と違い議会制民主主義が働いており、極端な方向に行くことはない」というお話は大変心強く、社内で強くアピールし たいと思います。 

また、各部会長の話を毎回伺っていますと、皆さん状況は悪いとおっしゃるのですが、その様な中でも上手に経営されて いる会社がたくさんある。 そういう会社さんのお話をよく伺って、自分の業務の参考にさせて頂きたいと思っています。 本日はどうもありがとうございまし た。

司会  ありがとうございました。 時間の関係上、もっと多くの方々のご意見をお伺いできないのが残念ですが、赤阪総領事と工藤会頭 には最後の部分でコメントを頂きたいと思います。 また、総領事館側の各担当者には第2部の冒頭でメルコスールに関するコメントの際に、ご意見を一緒にお 伺いしたいと思います。
5分間のコーヒーブレークに移らせて頂きたいと思います。 とりあえず第1部大変ありがとうございました。

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