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業種別部会長シンポジウム

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2000年上期業種別部会長懇談会-貿易部会 2000/02/01
  • 貿易黒字達成できず
  • 対メルコスールは初の黒字
  • 対米および対日輸出は
  • 2000年は輸出増傾向
  • 今年は20~30億㌦の貿易黒字か

 

99年は約12億㌦の貿易赤字

能澤:丸紅の能澤でございます。三菱商事の今宮前社長が、急遽帰国ということで、その後を受けまして、私が残りの任期1年間、やらせていただくことになりましたので、よろしくお願いいたします。

貿易部会といたしまして、99年の回顧と2000年の見通しを発表させていただきます。まず99年の回顧ですけれども、総括というか概観で申し上げます と、一言で言いますと、去年の年初に立てた期待と結果を比べますと、がっかりしたといいますか、相当番狂わせな結果だったと思います。

先ほどから出ていますIMFとの合意事項、約束事項のなかで、唯一大幅に目標達成できなかったのが貿易収支ですけども、当初、IMFと110億ドルの黒 字ということで、合意したわけですが、輸出が伸び悩んで、期の半ばでこれを37億に低下させ、さらに、年末にこれはもう、黒字は無理だ、赤字だということ で、赤字の10億ドルということに修正したわけですけれども、結果的には赤字の10億も達成できずマイナスの12億ドルと、いうことに終わったわけでござ います。簡単に数字だけ申し上げますと、99年の最終数字は輸出につきましては480億ドル、これは、98年度対比マイナスの6.1パーセントでございま す。

99年輸入は14.8%減


一方、輸入のほうは、492億ドル、これは同じく98年度対比14.8パーセント減ということで、輸出・輸入とも落ちているわけですけれども、輸入の方 がかなり大きく落ち込んだがために、貿易収支としては98年の65億9000万ドルの赤字から99年は、11億9000万ドル、まあ約12億ドルの赤字と 云うことで、貿易収支の面では、何らかの貢献は出来たであろうと言えます。ただし、年初より立てた輸出の伸びが思ったように伸びなかったということで、そ の原因の究明でございますけども、これは皆さん色々研究なされていると思います。間違いなく言えることは、ブラジルがメインに輸出しております一次産品、 農作物ですとか、鉱産物の国際相場が、世界的に低迷をしたということで、後で品目別にご報告したいと思いますけれども、世界の市況低迷による影響をもろに 受けてしまった。

それから、切り下げ直後に為替がこれほど下がれば輸出がそれだけ伸びるだろうと言われていたわけですけども、ご存知 の通り、貿易というのは為替が下がったから翌日からすぐ伸びるというものではなく、いわゆるJカーブ効果といいますか、まあ6カ月から10カ月くらい、結 果が出るまでに日数がかかるわけで、その間輸出が伸びなかった。

それから、加えていうならば、貿易金融そのものが、ブラジルの金融危 機ということで、なかなか銀行が原資を調達できずに貿易方面に原資がまわって来なかった。ということで、企業が価格に合意をしても、為替調達の手立てが出 来なくて、なかなか契約の成立までは至らなかった。

大豆、鉄鋼品、輸送 車両軒並み輸出低調

ただ、去年、99年の貿易で一つ特筆すべきことは、メルコスルとの貿易収支がメルコスルと貿易を始めた95年以来初めて黒字になった。従来のメルコスル との貿易は輸出・輸入とも大体90億前後あるんですけれども、これはやはり、輸出の方が68億ドル、輸入が同じく67億ドルと、落ち込んではいるんですけ れども、5896万ドルと、約6000万ドル、わずかですけれども、初めて、メルコスル貿易でブラジルが黒字を記録したという年でございます。ちなみに、 メルコスルの貿易の内訳ですけれども、これは、アルゼンチンが伝統的に全体の80パーセント、のこりの10パーセントをパラグアイとウルグアイで分かち合 ているという事です。80パーセントを占めるアルゼンチンとの貿易が去年は26パーセント落ち込んでいるということが、メルコスル全体を低下させた事の主 因だと思います。

それから輸出では、先ほど申し上げましたように、価格減により大きくダメージを受けた品目といたしまして、大豆の輸 出、これが国際価格が20.6パーセント、対前年比落ちております。それから鉄鋼製品、半製品、両方含めまして、14.07パーセント、対前年比落ちてい る。ということで、価格減によって、結果的に貿易金額が落ちてしまったという事でございます。

それから極端な例ですけれども、コー ヒー豆、これは、全体的には対前年比3割以上ふえたが、国際市況が落ちたために、全体としては落ちてしまったという事でございます。それから一方、数量そ のものが、落ちてしまったものでは、輸送車両、靴・皮革、オレンジジュース等がございます。

それから、価格は落ちたんだけどもそれを 上回る数量増で、全体的には対前年比、プラスに転じたよという物のなかで、パルプ、肉、電器製品等がございます。特に肉について顕著で、価格は26.7 パーセント対前年比落ちておるが、数量が26パーセント増えて、全体的にはプラスに転じております。

それから、昨年度の比較で数量・価格ともに上昇したというものでは、石油製品、木材、木材製品と、これらは対前年比増えております。

米向け輸出目立つ航空機

地域別の分析では、先ほど申し上げましたように、メルコスル市場については対前年比90億ドル台だったものが、67億ドルと大幅に落ち込んでおる。唯一、去年ブラジルが輸出を伸ばした地域としては、米国が8.8パーセントと伸びております。

それから、アジアの景気回復に伴ないまして、アジアだけが1.8パーセントで、残りの地域全部、対前年比輸出金額はマイナスだと思います。ちなみに、日本向けは98年度対比、1.1パーセントのマイナスということでございます。

では、アメリカ向けに何が8.8パーセント伸ばしたんだという中身でございますけれども、見ますところあの、エンブラエルの航空機で、これが相当金額的に去年、出ております。

日本向けには1.1パーセント落ちたわけですけれども、具体的に伸びた品物としましては、鶏肉ですね、これが大きく、31.3パーセント伸びております。二番目がアルミニウムで27パーセント。

一方、輸出で一番大きく落ち込んだものの筆頭は、コーヒー豆、これは、価格が落ちて、対前年比、19パーセント落ちている。それからあと、タバコの葉、鉄鉱石、これもやはり価格の減で、12パーセント台の落ち込みを記録しております。

輸入は各分野で減少

輸入の方に目を転じますと、各分野とも大幅に減少しております。特に、耐久消費財の自動車、の減少が大きく目につきます。落ち込んだ品物としましては、 完成品、完成車ですね、これが対前年比56パーセントの減、食料が34パーセントの減、事務機器が20パーセントの減、それから輸送用機器が12パーセン トの減ということで、あと特筆すべきものは.原油です。これは、数量的には21パーセント、前年比減っているんですが、国際価格が高騰したために、全体と して、ほぼ前年と同じ金額になったということでございます。

地域別に見まして、ブラジルが輸入した地域では、世界全部、対前年比赤 でございます。ただ一つの例外は、アフリカだけが18.1パーセント輸入増となっております。なぜアフリカだけが去年増だったかと申しますと、原油の高騰 に伴い、アルジェリアとナイジェリアからの原油の輸入が増えたということで、アフリカだけが18.1パーセント。で、ちなみに日本からの輸入は昨年は 22.9パーセントという大幅な落ち込みとなっております。

日本からは送受信機、自動車部品輸入も増

日本からの輸入で一番落ちたものは何かといいますと、CKDを含む乗用車、これが、61.9パーセント落ちております。それから、次に通信機器、これが やはり50パーセント落ちております。それから、伸びたものとしましては中身が分からないんですが、送受信機というものが約40パーセント弱伸びておりま す。それからあと伸びた物としましては、自動車用の部品、これは、ホンダさん、トヨタさんなど生産を始めておられますので、その関連かなと思います。以上 が輸入でございます。

部会の新年の予想

それから、2000年の予想は、部会の方でも色々と議論をいたしましてですね、米国の株価ですとか金利動向、中国、アルゼンチンの通貨変動、という外的 な要因が非常に大きな影響を与えるだろうということなんですけども、これらが大きく振れない、という前提で、輸出は、昨年より増加傾向、これは間違いない だろうと。それから、輸入についても原油の値上がりや経済成長がかなりしっかりしたものになってきているので、増えるであろうと。

ただ、総論としては、輸入の伸びよりも、輸出の方がおそらくは、かなり大きく伸びるのではないだろうかと。で、その背景としましては、経済成長率、これ私どもの部会では、年2から4パーセントくらいは行くのではないだろうかな、と見ております。

それから、インフレはやや低目ではございますけれども、先ほど申し上げた外的な影響がないということで、7から8パーセントくらいで終わるかなと。それ から為替は、1.8レアル前後で推移して、年末頃に2レアルくらいにいくのかなと見ております。一方、金利は現在、19でございますけれども、年末には 16パーセントくらいはいくかな、と見ておりまして、国際収支についての我々の見方はですね、さきほど田中先生からもFGVの数字が出ましたけれども、そ れの一番低い数字が28億ドルだったと思いますけれども、それより低く、20から30億ドル程度の貿易収支に終わるのではないだろうかなと、いうことで意 見をまとめました。以上でございます。

司会:ありがとうございます。能澤部会長のご説明によれ ば、数字から出た現象としては、日本の景気が99年以来やっぱり、よくなってきたんではないかなあと。たとえば、オレンジジュースは全体的に輸出数量が 減ったにも拘わらず、日本では、増えてる。そういうことと、それから、日本からの輸入が激減しているということは、円高になってきたかなと、いうことが言 えると思います。貿易収支の黒字に関しましては、コンサルタント部会から、大体28億から40億ドルと、いうのに対して貿易部会では高目にみて、 20~30億ドル、せいぜいいっても30で、20億いけばいいほうだろうという見方をされております。

それから、乗用車が大幅に落ち 込んでいるという車については宇治さんから後で、説明していただけると思いますけれども。今まで、コンサルタント部会、金融部会、それから貿易部会と、大 体産業の全体を見ている部会長さんから、回顧と見通しがありましたけれども、他の部会の方、それから今日ご出席の各委員の方、自分の見方はこうなんだけれ ども、とか、それから、こういう見方は出来ないものだろうかとか、いうことがあれば、全体的な見方ということで、この、3人の方にいろいろ質問をしていた だければと思いますけれども。赤嶺さん、いかがですか。

赤嶺:急に指名されて、どぎまぎしてます が・・。まあ、昨年に比べてですね、西暦2000年の年初は、大変落ち着いた情勢のなかで推移してるせいか、岡田総務委員長を始め、今までにご発言なさっ た田中コンサルタント部会長、山浦金融部会長の発言内容も、レアルの切り下げで不透明感の強かった昨年に比べて、非常にすっきりして分かりやすく、今のと ころ、疑問を残さないで来ております。これからの、各部会長さんのご発言に注目したいというふうに思います。以上です。

矢島:今の能澤さんのお話でですね、昨年はコーヒーが3割増えたと。
能澤:はい。

矢島:おっしゃられましたが、私の部会に農薬メーカーさんがおられまして、農薬を通じましてコーヒーのお話があったんですが、昨年はコーヒーが不作だった、ということですが。

能澤:それは生産の方じゃないかと思うんですけど。

矢島:生産のほうです。

能澤:輸出は量としては3割強の32.28パーセント増えてますね。数量で増えて単価で27.69パーセント落ちています。

矢島:あー、分かりました。

司会:では、農薬の方の売れ行きが悪かったから、コーヒーは実際にはあまりとれていなかったというご指摘ですね。
矢島:はい、確かに農薬が減っているわけです。

後藤:減っています。ドルベースでね。数量ベースでも減っていますね。

 

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