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業種別部会長シンポジウム

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2000年上期業種別部会長懇談会-貿易部会(レポート) 2000/02/01

部会長 : 能澤 信一

1.1999年の回顧

総 括

1999年の貿易実績       (単位:百万㌦)

  1999年 1998年 増減
輸出 48,011 51,140 D 3129
輸入 49,210 57,730 D 8520
貿易収支 D 1199 D 6590 5,391

年初の為替切り下げにより政府は110億㌦の黒字目標を掲げたが、結果的には約12億ドルの赤字となった。輸入は国内の景気不振による需要減と切り下げによる価格上昇により前年比で85億㌦減少したが、増加の期待された輸出が逆に2年連続の対前年比減少となったためである。

輸出が減少した原因は一次産品を始め主要輸出品目の価格の低下および、為替切り下げによる輸出増が期待された工業製品が直ちに海外市場で販売増とならなかったことによる(リード・タイムの必要性や、国内市場向けが優先されるなど)。

但し、貿易収支は98年の赤字幅66億㌦に比べれば54億㌦改善し国際収支改善に貢献した。また為替切り下げの効果として、メルコスルとの貿易収支は95年のメルコスル発足以来始めて黒字となった。

メルコスルとの貿易収支の推移                             (単位:10億㌦)

輸出 輸入 貿易収支
対 メルコスル 対 アルゼンチン 対 メルコスル 対 アルゼンチン 対 メルコスル 対 アルゼンチン
1997 9.04 6.77 9.61 8.11 D 0.57 D 1.34
1998 8.88 6.75 9.42 8.03 D 0.54 D 1.28
1999 6.77 5.36 6.71 5.81 0.06 D 0.45

SECEX貸料

 

輸 出

主要品目では、計数の発表されている1―11月累計で前年同期と比較すると、大豆・鉄鋼製品/半製品・化学品など多くの品目が価格減により前年比減少し、コーヒー豆は3割以上の数量増にも拘わらず大幅な価格減により微減となるなど、一次産品を中心に全体として価格低下による減少が目立った。数量効果で減少したのは輸送車両・靴皮革・オレンジジュースなどである。パルプ・肉類・電機製品/機器類などでは価格は減少したが、これを上回る数量増により前年比増加した。石油製品・木材・木材製品は価格・数量共に増加した。

地域別では総じて減少しており、特に工業製品の主要輸出先であるメルコスル市場向けがアルゼンチンの経済不振を主因として△26%と大幅に落ち込んだ。米国向けのみが同国の好況を反映して約9%増加し、アジア向けもアジア危機からの回復に伴い若干ながら増加した。

1999年の輸出構成(1―12月)  (単位:百万㌦)

1999年 1998年 増減率 %
一次産品 11,828 12,977 D  8.9
製品 35,311 37,507 D  5.9
半製品 7,982 8,120 D  1.7
完成品 27,329 29,387 D     7
その他 872 656 32.9
合 計 48,011 51,140 D 6.1

出所: SISCOMEX

輸出の地域別内訳(1999年1―12月)        (単位:百万㌦)

地 域

1999年

1998年

増減率 %

構成率 %

1999

1998

EU

13,736

14,748

△    6.9

28.6

28.8

ALADI

10,494

13,327

△ 21.3

21.9

26.1

メルコスル

6,778

8,878

△ 23.7

14.1

17.4

その他ALADI

3,716

4,449

△ 16.5

7.7

8.7

米国

10,849

9,872

9.9

22.6

19.3

アジア

5,732

5,616

2.1

11.9

11

日本

2,193

2,205

△  0.5

4.6

4.3

東欧

1,175

1,163

△   1

2.4

2.3

アフリカ

1,336

1,651

△ 19.1

2.8

3.2

中近東

1,496

1,614

△  7.3

3.1

3.2

合 計

48,011

51,140

△  6.1

100

100

注:各ブロック総額と合計額の差額説明はページ末尾。

輸 入

輸入は各分野共に減少したが、耐久消費財の減少が特に大きい。国内景気の不振および為替切り下げによる価格上昇により、買い控えおよび国内品へのシフトによるものである。

主要品目では、自動車(△56%)・食品(△34%)事務機器(△20%)・輸送用機器(△12%)などが大きく減少した。原油は数量が21%減少したが価格が27%上昇したことにより相殺された。

地域別では、殆ど全ての地域からの輸入が減少し、特にメルコスル市場からの輸入の減少率が大きい。アルゼンチンからの自動車などの輸入減少が主因である。例外はアフリカからの増加で、アルジェリア・ナイジェリアからの原油輸入増加によるものである。輸入の地域別内訳は下記。

1999年の輸入構成(1―12月実績) (単位:百万㌦)

1999年

1998年

増減率 %

資本財

13,555

16,098

△ 15.8

原料・中間財

24,042

26,813

△ 10.3

消費財

7,356

10,712

△ 31.3

非耐久消費財

4,174

5,470

△ 23.7

耐久消費財

3,182

5,242

△ 39.3

燃料

4,257

4,107

3.70

49,210

57,730

△ 14.8

 

2.2000年の貿易収支予想

総 括

昨年12月初に発表されたIMFとの第4次見直しによれば、貿易収支は99年の赤字△10億㌦から2000年は50億㌦の貿易黒字目標となっている。

2000年は、下記材料から輸出・輸入共に増加すると見込まれるが、農産品の生産量が今後の天候により予想外に減産することがなければ輸出の増加が輸入の増加を上回ると見込まれ、少なくとも約20―30億㌦程度の貿易黒字は期待されよう。

但し、米国の株価・金利動向、中国・アルゼンチンの通貨切り下げなどの大きな波乱要因がないことが前提である。

輸入の地域別内訳(1999年1―12月)(単位:百万㌦)

地 域

1999年

1998年

増減率 %

構成率 %

1999

1998

EU

14,987

16,847

△ 11.0

30.5

29.2

ALADI

9,444

12,357

△ 23.6

19.2

21.4

メルコスル

6,719

9,424

△ 28.7

13.7

16.3

その他ALADI

2,725

2,933

△ 7.1

5.5

5.1

米国

11,869

13,695

△ 13.3

24.1

23.7

アジア

6,475

7,885

△ 17.9

13.2

13.7

日本

2,576

3,277

△ 21.4

5.2

5.7

東欧

704

808

△ 12.9

1.4

1.4

アフリカ

2,222

1,819

22.2

4.5

3.2

中近東

1,078

1,245

△ 13.4

2.2

2.2

合 計

49,210

57,730

△ 14.8

100.0

100.0

注:各ブロック総額と合計額の差額説明はページの最後の2表。

 

輸 出

下記の理由で昨年より増加が見込まれる。

1)ブラジルの主要輸出先市場での需要増が見込まれること。

● 米国は、引き続き経済成長の継続が見込まれる。
● アジアを中心として欧州でも経済回復が堅調であり、日本も回復の兆しが出ていること。

2)一次産品価格は昨年に比べて上昇が見込まれる。

3)工業製品も昨年1月の為替切り下げ効果による競争力強化を踏まえた海外市場への販売が次第に進むと見られること。

日本向け輸出(1999年1-12月)       (単位:百万㌦)

1999年

1998年

増減率 %

鉄鉱石

423

503

△ 15.77

アルミニウム

357

266

33.93

コーヒー豆

182

226

△19.24

パルプ

157

142

10.45

鶏肉

157

125

25.16

合金鉄

115

107

7.41

オレンジジュース

75

70

6.99

大豆

64

71

△10.01

タバコ葉

61

70

△12.67

大豆粕

52

50

△5.31

その他

544

570

△4.55

合 計

2,192

2,204

△0.56

SECEX貸料

日本からの輸入(1999年1-12月)                (単位:百万㌦)

1999年

1998年

増減率 %

送受信器

224

164

36.03

チップ・電子部品

139

159

△12.23

自動車部品

128

111

15.10

機械部品

87

103

△16.00

乗用車(CKDを含む)

123

220

△44.05

内燃エンジン・部品

84

90

△6.41

精密化学品

76

88

△13.33

検査機器類

61

63

△2.19

モーター発電機・変圧器

45

52

△14.58

通信機器・部品

43

88

△50.93

その他

1560

2133

△26.85

合 計

2,575

3,277

△21.41

SECEX貸料

輸 入

昨年に比べてブラジルの経済回復および石油価格の値上がりにより、増加が見込まれる。

 

背景となるマクロ経済見通し

● 経済成長率: 2―4%。金利の一層の低下により昨年末からの経済回復の進展が見込まれる。
● インフレ:7―8%程度。
● 為替:インフレが安定するとみられることからR$1.8前後で推進し、年末でもR$2.00程度までにとどまると見られる。
● 金利:インフレが上昇しないこと、国際収支面で昨年より楽な運営が期待されることから海外からの資金導入のための金利高目維持の圧力が少ないことから、昨年9月以降のSELIC金利率19%から、更に引き下げが見込まれる(但し一定の内外金利差を設けておく必要から引き下げには限度があり、16%程度までとみられている)。

主要品目別輸出実績(1―12月)                              ドル/t

主要品目

99年

98年

増減率

数量(t)

平均価格

単位

百万㌦

百万㌦

(%)

増減(%)

増減(%)

砂糖

1,911

1,943

-1.68

44.54

-31.98

カカオ

107

152

-29.54

-12.3

-19.65

コーヒー豆

2,230

2,332

-4.37

27.69

-25.11

インスタントコーヒー

211

246

-14.08

16.95

-26.54

肉類

1,907

1,575

21.07

29.29

-6.36

靴/革

2,009

2,125

-5.44

-3.55

-1.96

石油製品

1,118

865

29.22

17.75

9.74

煙草/葉

961

1,559

-38.34

-8.69

-32.48

木材/木材製品

1,391

1,127

23.43

6.08

16.35

機械/機器類

2,863

3,112

-8.02

-4.12

-4.06

輸送車両

7,119

8,203

-13.22

-22.64

12.18

電気製品/機器類

1,813

1,712

5.87

11.1

-4.71

鉄鉱石

2,746

3,253

-15.59

-6.93

-9.3

ボーキサイト

115

122

-5.38

4.55

-9.5

マンガン鉱石

26

52

-50

-53.52

7.56

紙/パルプ

2,144

1,979

8.33

10.38

-1.85

化学製品

3,450

3,657

-5.65

9.32

13.7

鉄鋼・製鉄半製品

5,056

5,422

-6.76

9.43

-14.79

繊維製品

1,010

1,113

-9.26

0.1

-9.35

大 豆

3,733

4,761

-21.6

-1.52

-20.39

オレンジジュース

1,235

1,262

-2.16

-4.87

2.84

その他

4,622

4,568

1.182

-

-

合計

48,011

51,140

-6.12

-0.7

-

SECEX資料

主要品目別輸入実績(1―12月)      ドル/t

主要品目

99年

98年

増減率

数量(t)

平均価格

単位

百万㌦

百万㌦

(%)

増減(%)

増減(%)

原 油

2,169

1,964

10.41

-17.13

33.23

送受信機 / 機器類

1,757

2,034

-13.61

-16.28

3.18

自動車/トラクター用部品

1,423

1,558

-8.66

-3.19

-5.65

人/獣用医薬品

1,310

1,060

23.57

-30.98

79.03

乗用車(含むCKD)

1,213

2,676

-54.65

-53.76

-1.94

ナフサ

1,115

931

19.72

1.65

17.78

チップ/電子部品

1,059

866

22.26

-9.09

34.49

精密化学品

1,002

1,111

-9.78

-6.91

-3.08

モーター発電機、変圧器

952

809

17.65

9.06

7.87

内燃エンジン

937

1,134

-17.39

-19.37

2.46

小 麦

832

813

2.24

7.75

-5.12

通信機器、部品

864

828

4.32

14.08

-8.56

情報処理機器類

825

974

15.24

-26.2

14.84

検査機器類

764

889

-14.13

-25.34

15.02

燃料油

691

637

8.5

0.67

7.77

窒素化合物

557

601

-7.32

2.19

-9.31

ジェットエンジン

520

405

28.38

7.09

19.88

石 炭

528

633

-16.49

25.55

-33.49

航空機、部品

520

405

28.38

7.09

19.88

ベアリング、関連部品

501

692

-27.52

-36.92

14.89

ポンプ、コンプレッサー

466

620

-24.86

-30.89

8.72

電気制御機器

443

473

-6.29

-4.78

-1.59

貨物車両

448

865

-48.15

-46.6

-2.89

航空機

343

473

-27.48

-29.42

2.74

無機、有機化合物

391

399

-1.95

13.24

-13.24

その他

27,580

33,879

-18.59

総合計

49,210

57,729

-14.76

-6.23

-

 

SECEX資料

説 明

注: 上記「輸出の地域別内訳(1999年1―12月)」の輸出の表は中米・カリブ、カナダ、オセアニア諸 国向け輸出及び約7億㌦に達する航空機、船舶用物資含まず。

上記「輸入の地域別内訳(1999年1―12月)」の輸入の表にはカナダ(約10億㌦)中米、カリブ、 オセアニア諸国よりの輸入含まず(商工開発省報道部解説)。

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