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業種別部会長シンポジウム

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2000年上期業種別部会長懇談会-食品部会 2000/02/01
  • 購買力低下で伸び悩む
  • 小売業界寡占化進む
  • ブロイラー好調
  • コーヒーは天候が心配
  • 乳酸菌飲料は前年割れ
  • 調味料3%の伸び

上原: それでは、昨年まで『元気印』だった、食品部会から報告をさせていただきます。先ほど、宇治さんのほうから、大変貴重なお話をうかがいました。「人間、逆 境の中にあっても、常に泰然としておれ。そうすると良いことがある、今年に期待しよう」と。その姿勢、非常に参考にさせていただきたいと思います。それで は、食品部会の報告をさせていただきます。

大手スーパー寡占化で食品メーカー不利に

99年の回顧ですけれども、私共の食品業界も、為替切り下げの影響を受けました。私たちの食品業界は、部会としてはこじんまりとした部会ではないかと思 います。ヤクルトさんの乳酸菌飲料、それから味の素さんの調味料、コーヒーのイグアスコーヒーさん、それから清酒・ビール・味噌・しょうゆの東山さん、外 食産業のサントリーさん、それから、インスタントラーメンの日清味の素。 と、こういう構成です。

私どもの部会の場合は、もう「業種」と言ったらイコール各論、各企業論になってしまいます。そういうことで報告させていただきます。

食品業界も、大変な年でございました。国内市場全般では、おそらく中・低所得者層の購買力がなくなってしまい、売り上げが伸び悩んでおります。外食業界 におきましては、入店客数が減ったり、あるいは一人あたりの客単価が下っているということがございます。それから小売業界におきましては、カへフール、あ るいはポン・ジ・アスーカルに代表されます大手量販ですね、これの寡占化が、これがどんどん地場のスーパーまで買収をしておりまして、バイン・パワーを強 化していますので、メーカーがやはり不利な立場に置かれていると、こういう事でございます。

業界別の動向ですけれども、まず、農 産・畜産におきましてブロイラー、ブロイラーは99年度は国内生産量、昨年に対して16パーセントアップ、450 万トンから520万トンへのアップとなりました。それから輸出、これは25パーセントアップということで、国内生産・輸出ともに好調であったということで す。日本を始めとして、アジア、このへんの市場回復、それから、為替メリット、こういうことで競争力がついたという事になります。今年も同じような数量が 見込まれますけれども、価格については、過剰感から軟化傾向になるんではなかろうかと見ております。

次に、大豆の99年度の収穫量 は、3100万トンでございました。これは98年が史上最高でございましたけれども、98年に比べて5パーセントの減収。ただし、輸出は前年並みの950 万トンでした。2000年度の予想ですけれども、大豆に関しましては、南部のセッカ、旱魃ですね、これの収穫に与える影響が懸念されているということで、 悲観的な方は3000万トンを割るんじゃないか、という見方をされておられます。

大豆、砂糖減産、 生産調整-2000年

続きましてオレンジですけれども、濃縮オレンジジュースの生産量が110万トンということで、98年並みだった。で、この果汁生産は、大手5社に現在集 約されているそうです。そういうことで、生産調整が行われて、価格も弱含みとなった。2000年につきましても、世界的な消費の横ばいが予想されるという ことであります。

砂糖につきましては、アジアでの需要が伸び悩んだという事と、国際価格がダウン・トレンドとなったという事ですけれ ども、国内におきましては、砂糖アルコールを政府が買い上げた事で、若干持ち直したという事です。2000年度におきましては、砂糖農家が充分な収入を得 られなかったという事で、先ほど矢島さんの方からもお話がありました、肥料をですね、充分に与える事が出来ない状況にあるようです。砂糖につきましては、 今年はちょっと減ってくるんじゃないか。ということで、生産見込みは2000万トンと、そのうちの輸出は900万トンから950万トンであろうと、こう言 うことでございます。

コーヒーは、さきほど、お話が出ましたけれども、専門家の皆さんがいらっしゃいますので、簡単にさせていただき ます。今年は、消費国の在庫が低水準であるという事、これははっきりしておりますけれども、今年の収穫見通しがはっきりしないと。コーヒーの結実期は丁度 今頃で、1月末から2月初めですが、これがどうなるかという事で、特に上半期、波乱物価含みの展開が予想されます。

値頃感、サービス充実要求される外食産業

続きまして、外食産業、これはお店、業態、あるいは取り組みによりまして、ずいぶん明暗を分けたというすです。為替が約50パーセント切り下げられ、原 価率が総じて前年と比べ10パーセントから15パーセントアップし、これを客単価の方にしわ寄せがなかなか出来なかったという事が現状でございます。そう いう中で、皆さんも肌でお感じになっておられると思いますけれども、いわゆる高級レストラン、あるいは特色を出しているレストランは伸びている。逆に、庶 民層を対象にした、普通のお店、あるいは安いお店、この辺にやはり、経済ショックの影響があらわれたという事でございます。今年度は、値頃感の演出、ある いはサービスの充実と、こういったことが必要で、これが出来ないところは、どんどん淘汰されて行くんじゃないかとこういう事でございます。

続きまして、加工食品のうちの乳酸菌飲料、これはヤクルトさん一社しかございませんが、競合他社の安売り、それから、全体的な消費量の減少とかいうこと で、前年割れになったということであります。で、昨年8,9,10月にかけまして、全国的なテレビ宣伝で、さらに大々的なセールス・プロモーションを行っ たけれども、期待したほど効果は現れなかった、という事でございます。

リンゴ輸出にプラス-為替切り下げ

ただ、一方ではですね、通貨切り下げによってメリット分もありまして、これはリンゴですけれども、この通貨切り下げにより、アルゼンチン産のリンゴの輸 入が減り、それで国産価格も堅調に推移して輸出も好調な結果があったという事です。今年度につきましても、訪問販売体制の強化、その他、宣伝投下とかやっ て乗り切りたいという事です。

インスタントラーメンは、この10年ほど、二ケタ成長してきましたが、去年のこの部会長会の時でもそう いう気持ちでいたんですけれども、残念ながら昨年は低成長に終わってしまいました。前年比103%ということで、92年以降初めて厳しい体験をしたという 事です。小麦粉、あるいは包装紙材、こういうもの全部を輸入に頼っておりますので影響を受けました。今年も前年並み程度か、という見方をしておりますけ ど、我々としまして102から103パーセントの伸びという、低い伸びの予想をしております。

調味料の味の素さんですけれども、対前 年比家庭用の調味料市場は103%の伸びでありました。ただし、我々のほうもそうですけれども、低価格志向が非常に強まった年であったということで、これ は安いブランドも出ましたし、それから大手量販店のPBブランド、こういったのもかなり出て来ております。今年、2000年につきましても、堅調な拡大が 期待されるけれども、価格競争が一段と厳しくなるんじゃないかと、こういう見通しでございます。以上で、食品部会の報告を終わらせていただきます。

司会:食品部会の伸びと言うのは、他の産業と大分違いまして、「3%しか伸びなかった」と顔を伏せて報告される。他の部会長さんの顔が見にくいと・・。

上原:私 どもの業績で申し上げますと、数量ベースで103パーセント、それから3月から少し値上げをしましたので、売り上げベースでは一応105パーセントという 事ですけども、これはもう、ここ、92年からの一番最低の伸びですので、私の真価が問われていると、こういう事でございます。

司会:私 の発言に更に輪をかけた発言がありまして、5パーセントしか伸びてないと、非常にさびしい業界だそうです。渡辺さんから、去年お話いただいて記憶に残って いるのは、非常に、この切り下げで厳しい。だけれども、自分のところは、値上げをしないでがんばるんだ、と言われましたけれども、いかがでしたか、去年 は?

去年は値上げできなかった

渡辺委員(副部会長):値 上げはしませんでした。というか出来ませんでしたっていうのが実状ですね。結局、まあ何社か競合が値上げをしているのを見るとやはりもう、購買力のない消 費者があからさまに逃げて行くというのが、手に取るように分かりましたので、まあ実際値上げをしなかったというか、出来なかったというのが現状です。た だ、結果的に売り上げではですね、おかげさまでかなり伸びたんで、これはやっぱり値上げをしないで正解だったと、ついこの前まで思っていたんですよ。で、 今年、連結の関係で、ちょっと決算早目に閉めましてですね、数字を見ていると、やっぱり営業利益ベースでかなり予定を下回っちゃったと。これは輸入のキリ ンビールを無理して売ったとかですね、そういう理由もあるんですけれども、やはり原材料費の高騰っていうのが、かなりダメージとしてきているなあと。やっ ぱりこの国は、値上げしないといかんのかなあ、とちょっと迷ってる感じですね(笑い)。ですから、景気動向によっては、やはり、去年は全然値上げをするど ころじゃなかったんですが、今年実際、経済成長率がアップすれば、場合によってはデマンドインフレというのが、うちの業界にだけじゃなくて起こりうるん じゃないかと感じております。

司会:それから、上原部会長の今の発表で食品店が、高級店がいい と。我々の認識では、ポルキロとか、ああいう安いところが、いっぱい人がいて流行っているんじゃないかと。高級、高いレストランは、あんまり人がいないな と思っておったんですけれども、高級店が良くて、低級店が悪いということですか。

上原:これにつきましては、渡辺さんの方があの、材料を納入しておりますので、どうぞお願いします。

レストラン高くても美味、サービスよければ流行る

渡辺:あ の、食品部会では和食レストランを中心に話をしているんですけれども。これはもうブラジル全体として見ましてやはり、その和食に限らずですね、イタリアン レストランにしても、フランスレストランにしても、結局、高くてもおいしくて、サービスが良いというところはやっぱり何時も流行ってるですね、というのは 結局ブラジル人っていうのは、金持ってる連中っていうのは持っているんですよね。ですから、彼らが、行って満足できるレストランがあればやはり行くと。た だ結局、もうちょっと安いレストランに行くとやはり、まあいろんな、為替の切り下げの影響だとか、つまり、財布とにらめっこしながらということになってい るんじゃないかと思いますけれど。

司会:次は電気電子部会、江口部会長お願いします。

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