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業種別部会長シンポジウム

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2001年上期業種別部会長懇談会-金融部会 2001/02/01
  • 政府は低金利水準誘導
  • 外貨準備高330億㌦へ
  • 為替レートは今年上期R$1.9~2.05、下期1.95~2.15予想
  • ガソリン値下げでオイルショック回避か
  • 損害率上昇、資産収益減の保険
  • IRB民営化おくれる

 

●予想を上回る景気回復示した年

司会: ありがとうございました。引き続きまして、金融部会の福岡部会長お願いします。

福岡: はじめまして。私、今回興銀の山浦さんの後任として金融部会を引き受ける事になりました福岡でございます。どうぞよろしくお願いします。

金融界の方は二つセクションがありまして、一つは保険業界、一つは銀行業界ということで、まず銀行業界の方からお話申し上げます。銀行業界の立場から見 た問題の一つ、2000年度の経済概況、回顧ですが、98年度以降の通貨危機、レアルの切り下げ以降、予想を上回る急速な景気回復を示したという事もあ り、2000年度も大変順調な軌道回復をたどってきました。年間のGDPの成長率を見ますと、99年度のプラス0.79%に対して2000年度が見込みで はプラス3.7%、加速した状況で終了しました。

2000年度の第4四半期に入り、皆さんご存知の通り、アメリカの株価下落問題、アル ゼンチン情勢の悪化等でレアルの為替相場が、軟化しましたけど、期中のインフレ率が安定的に推移してきた結果、2000年の12月以降、金利は 15.75、15.25レアルと政府が水準を低めに誘導してきております。ブラジルの経常収支につきましては、依然として253億ドルの赤字になっており ますが、予想されていたよりも大変好調です。その好調の原因というのは、海外直接投資。これが306億ドルに達しておりますが、これや、海外での起債環境 が好転したことにより、資本収支が大きく改善した結果でございます。ブラジルは昨年、IMF等による、国際支援融資の返済を積極的に実施しましたけれど も、以上のような状況から、2000年度末の外貨準備高は、昨年比マイナス26億ドル、結果330億ドルで収束しております。

これが 2000年度の経済概況回顧です。次に2001年度以降の経済見通しですが、2001年度に関しましては、GDPの成長率が4%以上、インフレ率はIMF の目標通りの4%程度と低インフレ率下での堅調な景気回復を予想している向きがほとんどであります。財政面はとくに問題はなく、プライマリー収支について は、政府の目標通り、GDP比3%程度になるであろうと予想されています。

 

●あまり大きくない米景気 スローダウンの対伯影響

次に為替相場ですけども、これは中銀の貿易収支赤字基調に歯止めをかける目的がありまして、対ドル、1ドル=1.95レアルのレベルで今年度に突入した 事は、皆さんご存知の通りであります。年央にかけても、構造的な経常赤字と外貨流入のペースの減速、アメリカ、ブラジル間のインフレ率等のファンダメンタ ルズ格差を理由として、引き続き穏やかなレアル安が継続するであろうというのが、大方の見方であります。

これは金融部会の中の各銀行さ んの中でも、若干この辺りは様々な意見がありましたけれども、大きな予想レンジで見ますと、まず為替は対ドル、上期は 1.9から2.05レアル、下期は同じく、1.95から2.15レアルと予想する向きが殆どであります。とくに3月まではアルゼンチンの、昨年12月アル ゼンチンに対してIMFが、実行した融資の問題の結果が、3月末でないと最初の結果が見えないそうです。

従って、3月末までは、現状の為替レートが継続されるであろうと。3月末の時点でアルゼンチンのIMF融資後の最初の環境が見えてくるという事で、ここが一つのターニングポイントだと、いう見方をされていらっしゃいます。

先ほど村岡さんからお話ありました、カントリーリスクに与える影響という意味において、先ほどご指摘がありました3点から見ますと、まず原油価格の問題 は、政府が国内の燃料価格を引き下げるという予想をしており、さしあたり大きな懸念材料にならないだろうという向きが多いようであります。

次に2番目にアメリカ経済の問題ですが、これは、例えばメキシコ等の様にアメリカとの貿易依存が高い国と違って、ブラジルは比較的、アメリカとの貿易依 存率が低いのでそれほど影響を受けないだろうというのが一つと、それからもう一つはブラジルの中央銀行が積極的な利下げ政策を推進して、景気テコ入れを図 ると予想されるところから、アメリカ経済のスローダウンは、それほど大きくブラジル経済に影響は与えないのではないか、と予想されております。

それから3点目に、アルゼンチンの経済問題ですが、これはアメリカの経済問題とは全く逆でありまして、海外から見た時に、南米、すなわちブラジルとアル ゼンチンというのは殆ど一体として見る傾向がある事から、アルゼンチンの経済環境がどう変化するかという事が、ブラジルの経済に相当大きな影響を与えるだ ろうと、こういう風に予想しております。以上が先ほどのご指摘にありました、3点から見たカントリーリスクに与える影響という事であります。


●好調だった保険業界

次に保険業界の方からお話申し上げますと、保険業界はご案内の様に、直接カントリーリスクに与える影響という要因は殆どありませんので、2000年度の回顧と、2001年度の展望、トピックスいう三つの項目に分けてご報告をしたいと思います。

まず、2000年度の回顧につきましては、業界のデータが本年1月初めの時点では、昨年8月末の統計しか取れておりませんので、ちょっとタイミングがずれていますが、8月末の業界のデータ、及びそれに基づく予測としてお話させて頂きます。

1月から8月までの昨年の保険会社の状況ですが、保険料、これは通常の業界におかれる売上高に匹敵するという風にお考えいただいて結構だと思いますが、 保険料は、8月末までで150億レアル。これは対前年同期でみますと、114.3%という成績を上げております。参考までに申し上げますと、99年度の保 険料総額が約203億レアルぐらいでしたので、(この203億というのがその前年98年度と比較して104.8%の実績をあげておりました)99年度と比 べますと2000年度8月までの傾向というのは大変好調に推移しているという事が言えると思います。この傾向は9月以降、12月までもほとんど同じ、ある いは若干、9月、12月の方が更に好調が増しているという事になると思います。従いまして、年間を通しては115%強の対前年比で収束していると考えてお ります。

 

●赤字決算会社増加の傾向

一方、保険業界の場合には、売上高と同時に、損害 率という重要な指標がございまして、これは簡単に申し上げますと、お客様からいただきました保険料を分母にして、分子に皆様にお支払した保険金、事故が起 こった時にお支払いする保険金を分子においたものを、損害率というのですが、これが8月末では 68.4%という高率に達しております。この68.4%というのは損害率だけですから、残りの32%で、ブラジルはご存知のとおりコヘトール制度、要する にブローカー制度がありますので、従って、ブローカーコミッションであるとか、あるいは各保険会社の社費、これらを払わなければならないという事になりま す。収支の予測は大変厳しいものがあります。これは今申し上げた損害率が高い事に加え、資産収益が減益している事(これは金利の低下が原因)によります。

2001年度の展望は、前年比保険料は115%から120%を予測されております。とくに、年金と生命保険の伸びが顕著だと思われております。収益は大 変厳しくなっており、損害率が更に高騰して、資産収益が減っておそらく2000年度比、2001年度は保険会社の赤字決算が多くなると、こういう風に予想 されております。

トピックスとしては、IRBという再保険公社が昨年の7月に民営化されることになっていましたが、野党が裁判所に提訴した事によって、憲法違反という事になっておりまして、この環境が今年度、いつ頃まで続くかまったく不明な状況です。以上です。

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