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業種別部会長シンポジウム

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2003年上期業種別部会長懇談会-自動車部会 2003/02/06


近藤部会長


司 会 ありがとうございました。それでは第一部の最後の発表となりますけれど、自動車部会の近藤部会長、よろしくお願いします。

1. 国内ダウン、輸出アップの昨年

近 藤 自 動車業界も大体ほかの業界とよく似ておりまして、国内がダウン、輸出が拡大という構造になっております。去年の実績を報告しますと、生産台数ベースでは前 年比98%、国内の販売ベースでは、輸入車も入れますと、前年比93%、輸出が105%ということで、国内ダウン、輸出アップという状況になっておりま す。

さかんに言われていますように、去年は為替、金利等々ありまして、なかなか販売が伸び ないということで、ご記憶にあるかどうか分かりませんが、去年の9月に自動車のIPI(工業製品税)が下がりました。それで1リッターが10%から9%、 それから1リッターから2 リッターの中級排気量で25%から15%に大幅に下がった。そういうこともあって、一時的にはちょっと回復しましたが、この値上げ圧力が強くて度重なる値 上げがあったものですから、結果としてはこれも1、2ヵ月で失速したという事で、当然のことながら、収益の方も非常に悪化して、99年の一回目為替切り下 げ以降、ほとんどのメーカーがまだ収益改善の見通しが立っていない状況であります。

キャパオーバーで遊休率40%

ちなみにこの4、5年で約200億ドルの投資をしております。しかしながら、メーカーの大半は4年から5年、ずっと赤字です。それでこのキャパシティーの方もキャパオーバーだと、遊休率が約40%というような状況であります。

輸出の方は為替が切り下がったことでかなり競争力がつき、さかんに他の業界でも言われていますけれど、輸出ドライブがかかった。貿易部会の柳田さんからも 報告ありましたけども、とくに今まではラテンアメリカ中心に輸出されていたけども、ロシア、それから中国、インド、エジプト、そういった国々にも輸出販路 が広がりつつある。為替が切り下がって輸出競争力がついたわけですけども、基本的に昨年あたりから、特にここに「強いインフラ」を持っておられるメーカー さんはどうも戦略を変えて来られている。どういうことかと言うと、世界的に見ると、ここ(ブラジル)は結構、輸出競争力があるんですね。

全体的に言うと、ここのビッグ4、これにベンツなんかを加えたメーカーは、今まではラテンアメリカ中心の輸出を考えていたが、これをもっとグローバルに展 開できるような輸出拠点としての役割をどうもブラジルに求めつつあり、そういう投資をしつつあると。その一つの表れとして、フォードが今年の3月、もうす ぐですけれども、アメリカ、ヨーロッパ向けに輸出、まあ生産の半分以上を輸出すると、そういうモデルを新工場でつくると発表した。それからフォルクスワー ゲンもツピというベーシックなモデルを全世界に向けてつくるんだと。それからダイムラ・クライスラーもスマートを 2005年にここでつくり、輸出しますと言うことで、2004年から2005年にかけて輸出強化の戦略を打ち出して来ていると、去年かなり今までとは違っ た方向が見えて来ているという状況であります。

2. 原材料値上げ圧力強い年初

4輪の部品メーカーさんもまったく一緒でして、国内が冷えて、ダウンで輸出を増やした。しかしながら、輸出販路を持たれているメーカーさんはいいけれども、 輸出販路を持っていないメーカーさんは業績面で大変苦戦されて、メーカー間格差がかなり出てきたと言うのが去年の実態であったように思います。

今 年は、イラク問題、ルーラ政府の将来だとか、いろいろあるわけですけども、まあよく分かりませんと。しかしながら、為替だとか金利、インフレがまあ、いま の状態が維持されると言うふうに見ても、恐らく昨年並みに行くのが大変難しいだろう、国内は期待できないと言うのが一般的な見方であります。

一 つ大きな要因としては外部要因。為替、金利、インフレという要因以外にやっぱり今年は、去年の為替の切り下げの積み残しが随分ありまして、とくに原材料の 鉄、アルミ、プラスチック。これは去年相当上がりましたが、まだ上げ足りないで、これからどんどんまだ上げる可能性があります。それからメーカーも為替の 切り下げ、インフレ分は上げておりませんから、これからどんどん上がって行きます。ということでまあ、アップ率で行きますと去年以上になるんじゃないか、 ということでお早めに・・・(一同爆笑)―ありがとうございます―。いや、これはねぇ、これから価格上昇圧力が強まって行きますから、これからどんどん表 面化してくると思います。

フオルクス、GMは中国市場進出

それから輸出については、引き続き輸出ドライブがかかるわけで、今年はアルゼンチンが多少回復傾向、アルゼンチンに加えて、去年メキシコとの間で、先ほど 貿易部会の方からもありました二国間協定が出来ましたことで、本格的な輸出が開始されます。ということでメキシコ、アルゼンチン、それから今日の新聞に出 ていましたGMさん。フォルクスワーゲンが中国との大型商談と言うことでかなりの量を出すけども、GMもセルタという安い商品の中国商談がまとまったと今 日報道されていました。

ということで、益々輸出ドライブはかかっていく。それに加えて政府 の方もルーラ政権に限らず、前政権からですけども、やっぱり輸出をやらにゃいかん、経済収支改善の柱としての輸出をやろうと。ということで特に自動車をで すね、ブラジルサイドのニーズと政府サイドのニーズが非常にうまく合致してまして、官民一体でですね、この輸出拡大のための二国間協定、それからFTA、 FTAA、この辺を積極的にかなりの勢いで進めつつあります。メーカーも自工会、アンフアーベア(Anfavea)と言いますが、Anfaveaベースで も特にヨーロッパあたりとはかなり進んで来ております。

全体的にはそういう流れで、この流 れは業界全体としてはいいけども、メーカー間競争となりますと、これは優劣がついてくる。ということで、今の動きを見るとFTA、まぁ、メキシコとは決ま りましたね。それからFTAAの動きはもっと加速していくでしょう。農業問題なんか難しい面、問題ありそうですけども、トレンドとしてはそういうふうに行 く。そういうふうになった時に、特にヨーロッパ及びアメリカ・メーカーにはプラス。日系、アジア系は相当マイナスになると言うことになりまして、その全体 のトレンドはいいんですけども、メーカー間競争という軸でみると大変デリケートな問題になって来ていると言うのがいまの状況であります。

そういう動きでありまして、全体的に言いますと、収益が非常に苦しい、輸出ドライブはかかる。国内競争力をあげる、輸出競争力をあげるためにやっぱりさら に国産化ですね、国産化。国産化、国産化とずいぶん言われているけども今年あたりはさらに加速されるでしょう。それから、もう一つ顕著な動きが出てくるの は輸出をにらんだニューモデルの投入。今年あたりから2004年、5年にかけてかなり顕著に出て来るのではないかと見ております。

4輪、2輪共に国産化率高める必要あり

FTA がらみについては、この後ほどまた議論があるようで、そのときに議論するとしまして、2輪もありますのでその方を言いますと、2輪は4輪と違いまして輸出 も国内も伸びております。最大の理由は商品が、田舎の"生活の足"として定着してきている関係で、生活必需品になっていて、田舎を中心にどんどん伸びてい ること、お客様が低所得者層であることです。

したがってファイナンスだとか がもちろん出来ないお客さんがメインなんです。その販売手法の大半、まぁ50%以上がコンソルシオという、コンソーシアムですけど、それがベースになって いますから、わりとお客さんがマクロ経済の動向に影響されにくいと言う特性がありまして、去年14、5%伸びたわけで今年もそれくらいは伸びるであろう と、輸出と共にですね。ということで、かなりポジティブな読みをしています。しかしながら、2輪業界も4輪業界と同様に為替の影響をかなり受けていますか ら、やはり何んとかして国産化しなければいかん。むしろ100%に向けてやりたいと言うことでいま進めている状況です。簡単ですけど以上でございま す。(詳細は末尾の部会資料)

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