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2003年上期業種別部会長懇談会-機械金属部会 2003/02/06

 


杉村部会長

機械金属部会

昨年はPTショックに振り回され、今年はPT政権に期待

司 会  ありがとうございました、続きまして機械金属部界の杉村部会長お願いします。

杉 村  機械金属部界から報告いたします。まとめといたしまして、「2002年の下期はPTショックの影響に振り回され、逆に2003年はそのPT政権の手腕に期 待する」と。これが単純明快な部会メンバーからの報告の共通点でありまして、従いまして2002年下期は為替ヘッジ、在庫、コストダウンあるいは値上げ、 資金繰りなど従来以上にリスク・マネージメントが重要な年だったと言うことです。
2003年の上期見通しですが、今のところルーラ内閣が順調な滑り出しを見せていることから、ブラジル経済はより安定するというのが部会の期待と見方ですけれども、一方で不安定要素もたくさんあり、引き続き慎重な経営を継続して行くということです。
それでは個別に業界ごとの報告をさせていただきます。

プラント - 紙パ、石化、アルミ向け好調、輸入税引き上げが心配

まずプラント業界ですけれども2002年の下期、投資を含めた好調な業種としては紙パルプ、石油化学、アルミなどがありました。紙パルプやアルミは輸出が引き続き好調で、増産傾向にあったこと、石油化学はペトロブラスからの投資案件が大変好調であったということです。
一方、停滞気味であったのは電力プラント、港湾荷役設備、製鉄プラントなどです。それでも電力プラントはご存じの通り、国内産業がもう少し活発になって消 費が拡大すれば当然、案件が復活するだろう。それから港湾設備並びに鉄鋼関係は輸出が拡大しておりますから、ルーラ政権の信頼性が確認できれば、2003 年再び活発になって来るという見通しを持っています。
ただ日系メーカーのルーラ政権に対する若干の心配点は、国内の失業対策をとったときに国内メーカー優先ということで、国産化率アップや輸入機器の輸入税引き上げなどが打ち出されるのではないかと言うことです。

鉄鋼 - 輸出増で生産伸びる

次 に鉄鋼業界です。2002年のブラジルの鉄鋼生産は約3000万トンで、2001年に対して11%の増加でした。一方、輸出は24%伸びて、結局、輸出が 生産増加の最大の理由でした。現時点での2003年の鉄鋼の生産予測は約5%増の3100万トン。他方、輸出は11%増を見込んでいますので、2003年 も生産増は輸出に引っ張られるという見通しです。現在、ブラジルの鉄鋼は為替メリットやセーフガードなどの制限が少ないことから、強力な輸出ドライブがか かっています。メーカーによっては国内市場よりも輸出を重視しているという傾向にあります。
もう一つ鉄鋼関係のポイントは、国際的に鉄鋼市場は 中国が牽引する形で需要が伸びているが、競争力のない欧米で鉄源設備を休止する傾向が出ています。それを補う目的で、ブラジルの鉄鋼産業は注目を浴びてい るが、欧米企業進出や企業統合、再編など2003年以降ブラジルの鉄鋼業界は大きく揺れ動く可能性があるということです。

建設機械 - 先進諸国並みにパワーショベルにシフト

次 に建設機械。通年ですね、大統領選挙の年は上期に対して下期は20%以上販売が落ち込む。昨年は落ち込みが、10%強に留まりました。特にパワーシヨベル に関しては逆に3%の販売増加を記録しました。これはブラジルの市場が先進国並みにブルドーザーやホイールドーザーなどからパワーシヨベルにシフトしてい ると言うことだと思います。
輸出につき中近東から南ア向けで検討しましたが、米国の回復の遅れ、それから欧州最大のドイツ市場の冷え込みなどが あって結果は15%減でした。2003年の予測は、ルーラ政権の建設需要に関する方針が必ずしも明確でなく、また、道路工事入札の一時停止命令などもあり まして前年比で15%減の予想をしています。

電動工具 - コストの売価転嫁できず、今年も期待うす

次に電動工具です。2002年は下期大幅なドル高になり、なかなかそれを、コストを売価に転嫁できず採算が悪化しました。同時に個人消費向けは売価が上 がったことから販売量が落ち込むという格好になりました。2003年につきましてもまだ、ルーラ政権についての不安定要素が多いことから大きな伸びは期待 できないと言うことであります。

汎用エンジン - 中国製急増の脅威

汎用エンジン、主力の汎用ディーゼルは大統領選挙の特需を期待したが2002年は前年比5%減。ところがその中で中国製のものは43%増と極めて大きく台頭してきて、大変な脅威になっております。2003年上期も需要の拡大要素は小さいと見ています。

ポンプ - 輸出にらみブラジル生産拡大を検討

ポ ンプですが、昨年の下期、一時的にPTショックを懸念した時期がありましたが、選挙後から需要が一気に拡大いたしました。理由としては農業、牧畜業が拡大 し続けたことや干ばつによる潅漑、水道需要が伸びたのに加え、年末の期末予算消化と見られる水道ポンプの入札が例年以上に大きかった事が挙げられます。さ らにレアル安による輸出競争力アップで輸出も大きく伸びました。2003年上期もほぼ同様の傾向が続くと思われ、輸出をにらんだブラジルでの生産の拡大を 検討していると言うことです。

工業用ネジ - 今年は回復期待

工 業用のネジ。ここは主要な需要業界である自動車、自動車部品、あるいは電子電気業界が低迷しまして、下期は上期に比べ数量ベースで約10%の減となりまし た。2003年はとりあえずPT政権が内外からの信任を得つつあるので、経済は安定するという見方で10%の回復を見込んでいます。

精密測定機器 - 市場趨勢から今年は全体で5%の伸び期待

精密測定機器は、急激なドル高から販売減を覚悟していたのですが、ここ数年のブラジル国内での精密機器需要の高まり傾向が継続して、2002年下期も販売 増となりました。2003年上期も同様に、その傾向は変わらないと言うことですが、輸出が特にアメリカ向けを中心にして回復が期待できないと言うことで、 全体では約5%程度の増加という見通しです。

超硬工具 - 一応好調

超硬工具は、自動車業界向けは伸び悩みがありましたが、鉄鋼製品向けの超硬ロール、鉱山向け工具などが好調で、全体では昨年上期に比べ下期はドルベースで14%の販売増。2003年も一応好調と。

切削工具 - 米同時多発テロ以前の状況へ

切削工具。大統領選前の一時的な混乱はあったが、10月以降は比較的順調に推移しました。自動車向けも予想したよりは好調であった。ほぼ2001年の同時多発テロ以前の状況に戻りつつあるという報告がありました。

金属加工油 - 昨年は横ばい

金属加工油、これは油ですが機械産業全般的に納入していますので、機械金属業界の流れを多少代表している業種だと思いますけど、ここの統計で行きますと、昨年度下期の潤滑油の需要は一昨年同期に比べて全く横ばいであったと言うことです。

軸受け - 今年も引き続き好調予想

最 後に軸受けですが、昨年下期は二輪やそれからブラジルのモーターメーカーの輸出拡大など、需要の拡大で、上期に対して約20%の拡大がありました。輸入品 の軸受けが主体です。補修需要に関しては、昨年はほぼ一年間を通して在庫調整という形です。2003年に関しては、自動車が若干不安はありますが、引き続 き好調。さらに補修部品に関しても在庫調整が終了で、拡大するだろうとの見方をしています。以上です。  (詳細は末尾の部会資料)

 

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