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業種別部会長シンポジウム

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2002年上期業種別部会長懇談会-機械金属部会 2002/01/31

杉村部会長の発表

ポイント

  1. 自動車179万台生産、後半に落ち込む
  2. フイアット、フオルクスを追い抜く
  3. 二輪車75.3万台生産、前年比19%アップ
  4. 自動車部品は苦戦。操短、人員整理等
  5. 期待持てる発電プロジエクト - 重工プラント業界
  6. ハイテク工具の国産化高まる
  7. レアル安で輸出増のポンプ業界
  8. 堅調な精密測定機器業界

 

生産能力過剰の自動車業界

杉村:我々の部会は参加企業が47社。業種も非常に多く、まとまった格好での報告ができませんので、業種ごとにレポート頂いたところから発表させて頂きます。

 

自動車

最初に自動車。去年の生産台数は179万台で、2000年に対して約6%増にとどまった。ところが昨年の後半だけ見ると、昨年の前半に対して約16%の 減。販売で見ますと、2000年の上期販売は61万台。同下期が69万台。それから今年の上期が76万台と、非常に好調に伸びて来たけれども、昨年の後半 は64万台に落ち込んで、今までの勢いが一挙になくなったと言うことです。もともと自動車メーカーは生産能力が過剰ですから、昨年の前半まではよかった が、後半に落ち込み、ある意味では業界全体が混乱した。業界だけではなく、それを取り巻く部品業界も大幅に混乱したと言うことです。

それから、自動車メーカーの勢力地図もだいぶ変わった。例えば、フィアットがフォルクスワーゲンをついに抜いて一番に踊り出た、あるいは撤退を発表したところもあるとかで、非常に苦しい後半であったと言うことです。

輸出は、アルゼンチン向けは落ち込んだけれども、北米、メキシコ向けの輸出が拡大して、何とか基本的にはカバーしています。

それから輸入車は、当然のことながら大幅に落ち込み、昨年は前半に対して後半が26%減となった。

2002 年、つまり今年の生産は、ANFAVEAやSINDIPECASの見通しでは約3%から6%の増を期待している。しかしながら、基本的には、金利がいつ下 がり始めるか、が多分最大のポイントになるだろうと言うことで、ある意味では経済全体見通しは強いけれども、自動車メーカーは、まだ確実な意味での回復の 手がかりはつかんでいないという感触です。

 

二輪

二輪は自動車ほどには落ち込まなかった が、さすがに後半は伸びが鈍化した。生産は2000年の前半30万台、後半32万台。去年の前半が38万台と急に伸びまして、後半は36万台。ですから、 前半と後半を比べると若干落ちたけれども、2000年に比べれば大幅に増えて、年間を通しますと、63万5000台が75万3000台と去年は生産が 19%アップしたと言うことです。この背景にあるのは、やっぱりまだ二輪車の需要が極めて高いと言うことと、コンソルシオ販売方法が非常に多くて、外部環 境の影響を受けにくいと言われています。それから、もちろん自動車と比べて、競合が少ないというので、ある意味では助かっている。二輪車の輸出は、アルゼ ンチン向けが大幅に悪化したけれども、その他の中南米向けでカバーして、基本的には昨年合計6万台ですが、前半3万台、後半3万台で予定通りという感じ だったですね。

今年、基本的に第1四半期はまだ昨年後半の影響を受けるだろうが、第2四半期以降は、当初の予定通り、もう少し力強く伸びるだろうと。少なくとも年間で10%以上の伸びは二輪の場合は期待できると言うことです。

 

電装及び自動車部品

こ こはある意味では最も被害が大きいところで、基本的に自動車の生産台数が落ちたことで、同業界向け生産量が落ち、それから、まだかなりの部分が部品を輸入 しているので、金利、為替が上がったことで、コストアップになってかなりの企業が、操短、人員解雇、工場を集約する、あるいは同じグループの会社の中で、 他の工場向けに仕事をもらって生産をとにかく維持するとか、かなり厳しい対策を取らざるを得ず、コスト、損益も含めて、昨年後半は非常に苦しかったと言う ことです。

2002年も基本的には急激な回復はできないと言うことで、なんとか現調率をアップすることや不採算商品からの撤退だとか、いろいろな対策を今年度も進めていく必要があると、きわめて厳しい報告でした。

 

重工プラント

昨 年から非常に好調ですが、鉄鋼関係は、ブラジルの鉄鋼関係の設備増強は、昨年前半で大半が終わっており、一部あった案件も発電投資に優先され、一般設備投 資はきわめて低調であった。さらに2002年は、世界的な鉄鋼生産量削減問題等があり、設備投資にはブレーキがかかるだろうと言うことで、あまり強気な見 通しはできませんと。

一方、発電プラントは当然のことながら、電力問題に押し進められまして、去年、それから今年もプロジェクトの具体化に関連した商談がますます活発化して行く、と言うことを期待しているようです。

運搬設備、港湾設備。これはやはり米国同時テロ事件の影響を受け、パルプ、鉄鉱石の輸出が落ちたので、案件がストップしているケースが多々あると言うことです。

それから石化プロジェクトは、新井さんの報告にもある通り、ブラジルの石化プロジェクトは昨年後半、それから今年もきわめて堅調で、案件は多いと言うこと です。ただし、日系のメーカーは、こういったプラントの多くがBNDES(開発銀行)の資金を活用しているために、国産化条件60%という制約があるらし いのですが、それをクリアするのが非常に難しく、大型商談はなかなか取りにくいと言うことです。

 

切削工具

2001 年の下期は、電力問題やアルゼンチン危機の影響をまともに受け、自動車関係を中心に下期は大幅に落ち込んだ。対前年同期比でもマイナスになった企業がかな り多かったようです。それから、レアル安によるコストアップが売価に十分にどうしても転嫁できず、採算も悪化しているようです。

一方、自動車各社が部品の国産化を進めており、一種のハイテク工具の国産化要求が強くなっている。それに伴った設備投資を続ける必要があり、採算と投資のバランス取りが難しくなっています、という報告がございました。

そ れから電動工具は、電力問題の影響を受けました。昨年8月の“父の日”だとか、クリスマス商戦で盛り返そうとかなりプロモーションをやったけれども、業界 全体としては非常に低調でしたと。ただし、日系企業は20周年記念セールというものをやり、それが成功して対前年比10%の販売増になった。今年に関して は、電力問題はもう解消するだろうから、大幅な回復を期待していると言うことです。

 

ポンプ

これもやはり電力問題の影響を受けたけれども、電力問題の解消見通しがついた昨年の第4四半期あたりからは急激によくなったと言うことです。それから、アメリカ向け輸出がレアル安の恩恵を受けて、数量、金額とも好調で、利益に貢献したと言うことです。

今年も入札の計画が多数あって、昨年より出足は好調であると。今年は大統領選挙もあり、選挙特需といいますか、2002年に対する期待は非常に大きいと言うことです。

 

農業機械

こ れは政府援助資金PRONAFとFINAMEが潤沢に出た、農業豊作により農家の購買意欲が非常に高かったと言うことで、昨年下期は非常に好調でした。さ らにトラクターなどの輸出は、アメリカ向けなどを中心に非常に好調で、対前年比70%増を記録した。今年の大統領選挙による好影響も含めて、農業機械は今 年も期待できると言うことです。

 

精密測定機器

ここは、日系1社が実はブラジルで生産しているのですが、自動車関連、その他の品質要求の高まりがあって、国内の中小納入業者からの精密測定機器の需要が増えている。この会社も今のところ堅調に推移していると言うことです。

 

軸受

主 要なお客さんである家電だとかモーター、あるいは電動工具、この辺が電力問題で一気に落ち、金利が上昇したことで自動車も落ちた、さらにアメリカの同時テ ロの問題で輸出関連が落ちたために、去年の後半は売上が急落したと言うことです。全部で6社くらいがここで現地生産しており、昨年の第4四半期は在庫を抱 えたために大幅な生産調整、あるいは人員削減を行っています。代理店関係が在庫をまだかなり抱えており、年を越して今年に入りましても回復の見通しは立っ ておりません。従いまして、電力の問題が解消し、家電関係は回復するけれども、軸受にとっては自動車がいつ回復するかが、今年については問題だと言うこと です。

 

工業用ネジ

最後になりますけれども、工業用ネジ。これも主要なお客さんが自動車、 家電なので、そのために大幅に落ち込みました。で、ネジ業界は一斉に生産調整に追い込まれ、全体で昨年下期は対前年同期で売上、生産ともに30%の落ち込 みになりました。今年は、家電の回復は確実、自動車も回復するだろうと言うことで、第2四半期あたりから回復するだろうという期待をしています。業界みん なが、ブラジル経済そのものの回復と自動車の生産回復を期待するという構えです。

 

司会:冒頭、お話がございましたように、機械金属部会は所属メンバーが47社。業種のほうも幅広く、部会のほうで二つに分割するという話が出たということですが・・・

杉村:それは第2部のほうで。

司会:そうですね。他の業界でも、化学品部会の新井さんはいつも発表に苦労されている。この辺は、第2部のほうでゆっくりとお話し頂きたいと思います。引き続きまして、繊維部会の林様お願いいたします。

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