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業種別部会長シンポジウム

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2000年上期業種別部会長懇談会-機械金属部会 2000/02/01
  • 自動車は15%生産ダウン
  • 輸入車販売も大幅ダウン
  • 重工業も小口商談ばかり
  • 農機、カメラは今年に期待
  • 鉄鋼は微減ですんだ
  • 電動工具は国産化して好転

 

自工会は今年20%増期待

宇治:機 械金属部会は、全般的に一番ひどい目に会ったというような見通しです。デバリの影響によるコストアップで一年を通じて非常に苦しい年でありました。結局リ ストラ等のコスト削減により生き残れたところと、そうでないところとで自然淘汰されたわけです。逆にいえば今後の成長期の基盤が出来つつあるとも捉えられ ます。具体的な動きとしましては、各社が原価低減を猛烈に追求し始めたこと。それから、輸出もアルゼンチンのみならずメキシコとか、メルコスル以外へ輸出 しようという動きが非常に強くなってきたというのが見られます。2000年は、このままでいけば少しはよくなるんじゃないかと、みんな願望を込めて期待し ております。

まず自動車から始めますと、レアルプラン以降、順調に伸びて きたんですが、昨年は一気にツケがまわってきた感じで、一番被害をこうむったと。各社とも品質改善に努めているんですけれども、逆に国産化のほうがお留守 になっていたところをデバリでやられたわけです。それでまた、国産化を慌てて始めています。輸入コストが一挙に上がって来たもんですから、値上げしたわけ ですが市場に受け入れられず、操業率は低下となりました。解雇の問題、特にABC地区の中核団体ですので労働組合の力も強く、政府も3月から9月は特別減 税措置で雇用維持を図りました。このため、その間は昨年並みの需要が出ていたんですけれども、残りの結果が悪かった。だから結局、1年を通じてみると、年 初の予想通りのオチになったということです。生産は134万4000台で、前年比15パーセントダウン。販売は125 万2000台で、前年比18パーセントダウン。

輸出は26万8000台で33パーセントダウン。全て、レアルプラン以降最低の数字と なっております。特に輸入車が昨年の約半分の17万9000台まで販売が落ちております。輸出については、さきほど申しましたようにアルゼンチンはもうあ てにならないと、いうので、フォルクスワーゲンが一番熱心にやっているんですが、メキシコへ輸出を始めております。2000年の展望については、自動車工 業界では、国産車だけで130万台販売したいと。だから、昨年比 20パーセントアップを予想しておるんですけれども、まあこれは、金利低下と経済安定と、それから多大な願望が入っておりまして、楽観的に予想していると いうふうに思われます。また、自動車の場合は労働組合が強い事、ブラジルは先進国型の企業構造なので、自動車が元気を失うと、失業が増えるというのが顕著 に出ます。政府も少しは援助してくれるかも知れないという希望的観測もあります。

新車代替 なるか

業界で今やっておりますのは、大気汚染の元凶である、古い車(10年、15年以上の車)を廃車するために新車代替を促すプログラムです。1,800レア ルのボーナスを、業界等がもってやろうということですが、政府の財政がまずゆるさんだろうから、なかなか進まないだろうというのが業界の予測でございま す。ブラジルのメーカーの生産能力は現在240万台、2005年には300万台になり、エンジンも2001年で400万台の生産能力があると言われていま す。多大な生産能力を持っているだけに、今後フォルクスワーゲンが、ブラジル生産の25パーセントを輸出に回したいといったように、グローバル拠点として 位置付けられて来る傾向にあります。

重工業プラントも昨年は不景気。小口商談を拾いまくっているということです。冷凍業界は、コンプ レッサーの大口需要があって、元気よくやっているようです。2000年は、発電プラントとか、石油化学プラント、それから民間レベルも輸出関連企業を中心 に、設備投資の動きがあり、受注増が期待されています。自動車部品は、自動車が落ち込み、自動的に同じように落ち込んでいます。ただし、一部部品メーカー で自動車の保有期間が長くなっているので、補修部品等が少し伸びているという事です。

輸出はアルゼンチンの景気後退によって、これも大幅に落ちています。同業界は、グローバル化の流れが早く進んでおり、今年は10パーセント増の売り上げを期待しているのですが、淘汰される企業もかなり出るだろうと予想しております。

自動二輪は、93年からずっと伸びてたんですけども、去年は始めてマイナス成長になったと。ただし、後半に持ち直して結局、44万2000台の国内市場で、3.2パーセントの落ちにとどまったわけです。

一方、輸出の方が好調で、前年比60パーセントの3万3000台ということで、国内の落ちを輸出でカバーして、マイナスの0.5パーセントの生産台数 で、47万4000台となっています。値上げが難しく、利益は落ちているという事ですが、2000年は、景気の回復と為替の安定で、10パーセント程度の 国内市場の伸びを予測している。まあ景気、販売店網が増えていることもあって、なんかきっかけがあれば一気に回復する可能性があると。わりと楽観的な感じ です。

それであと、農業機械、建設機械、このへんはもう、散々でございまして、全ては今年に期待すると。で、カメラも調子が悪く、今年に期待したいと。 
鉄鋼は0.5パーセントくらいの落ち込みで、昨年は終わったようです。今年はウジミナスで、自動車用の亜鉛メッキ鋼板の製造が、9月から始まるということで高付加価値製品が増える傾向にあります。また、為替安を利用して輸出に期待しているようです。

電動工具はマキタさんが中心なんだけれども、国産化により、結構うまく動いているようです。99年は、15から20パーセントの市場の伸びだったけれども、2000年は10パーセント売り上げ増を期待しています。

切削工具も各社国産化投資をしておりまして、日本から出ているところはかなりしんどい目にあっている。まあ、全般的に不景気のなかで、とにかく今年に期待しているというような、苦渋がにじみ出ている報告でございました。以上でございます。

司会:ありがとうございました。自動車の輸出が伸びてないというのは、アルゼンチンが悪いのは当然なんでしょうけども、やっぱりヨーロッパやアジアが、悪いということですか?。

宇治:まだ先進国に持っていけるほど品質がついていってないという事ではないかと思います。フィアットがずいぶんここから、本国に持っていってはいますが…。やっぱりアルゼンチンの影響が大きいですね。

司会:あの為替の切り下げで、メキシコでもつくっているのだけども、あそこまで持って行って戦えるわけですか?

宇治:よくわかりませんが、メキシコとの間で2国間関税協定が話し合われており、低関税輸出が出来れば面白いかもしれません。逆にメキシコ車が低価格で流れて来るという恐れもありますが…。

過剰設備自動車業界人員整理の成否がカギ

三好:販売実績からみて過剰設備と思いますが、今後の見込はどうですか?

宇治:まあ、自動車っていうのは、過剰設備の代表みたいな業種ですから・・。日本だって今でも、1200万台くらい作れるって言っておるんですから。

だから、人員整理がうまく出来るかどうかにキーがあります。インデクセーションていうんですか、ABC地区の金属労連は、消費者物価が上がると、自動的 に賃金を上げてくれと。上げないとストをすると。誰もが矢面に立ちたくないから、結局は全部受け入れているわけです。去年も8.9パーセントの賃上げが行 われた。だから、所得水準は落ちているのに、自動車業界に働いている人は、8.9パーセント上がっているということで、大変なギャップが出来ている。それ から売値の方は上がらないというので、新聞の決算を見ると、一台売るごとに、7万円から8万円、損しながら自動車各社は売っている。

一方、フォードは史上空前の利益を北米で出してる、これでわりと平気な顔してるんですね。ワーゲンだって、なんか2000年にくびを切るって、去年の 11月に言って、大問題になってたのに全然動かない。だから、よその国で儲かっていると、この業界って言うのは、わりと平気なんですね。

赤嶺:それはなんですか? 業界、たとえばANFAVEAとか、利益団体を中心とする交渉っていいますか……。それとこの前10%前後でしたでしょうか、なかなか車の売れない状況の中で値上げを強行したりしましたが。

宇治:ま あ、自工会は月に1回、定期的に会合をやっているという事は偉いですね。まあ、嘘はつかないけども、何をするか分からない。結局、GMも工場から直販制度 をやったし、定価があってなきようなものですからいまはもう、99年生産の2000年型っていうのはまだ9万台残っており、かなり乱売しているんです。こ うなると、売れないものは安くしても売れない、という品物格差が出ております。

赤嶺:ありがとうございます。

司会:ど うもありがとうございました。以前に、宇治部会長から聞いたお話しが、三好さんの質問の回答になるんじゃないかと思いますのでご披露します。トヨタにし ろ、ホンダにしろ、要するにマーケット以上のキャパを持った工場をつくって、需要増を狙って、そこを埋めるためにつくるのではなくて、品質で今あるマー ケットを狙っているんだと。例えば今、百何十万台あるうちの、10万台取る、というのは非常に簡単なことなんだと、それは品質がいいからだということをお 聞きしたんです。だから、実際のキャパがマーケット以上にあっても、品質がいいところは、あまり心配しないと。要するに、品質の悪い車を食べちゃおうとい うことで、各社とも、最新のモデルを投入しているというのが、今のブラジルの自動車業界だということを補足説明します。次に、繊維部会、室副部会長お願い します。

 

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