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業種別部会長シンポジウム

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2003年上期業種別部会長懇談会-化学部会(資料) 2003/02/06

昨年9月の下期展望において、10月の大統領選挙のクリマス商戦への影響並びに輸入原料を主体としているためドル高の昂進によっては、かなり苦戦を強いられる、と予想した会社が多かったわけですが、結果として厳しい決算を強いられた会社が殆どとなった。

(1) 2002年下期回顧

1) 樹脂加工業界:第 三四半期の急激なレアル安により輸入資材比率が高く大幅なコスト増となったが、販売価格に転嫁できず大幅に採算悪化。選挙後レアル安・政情不安は落ち着い て来た事もあり、ドル高によるコスト増を要因に値上げを行った。販売先業界では、輸出が増加した自動車メーカー向け、化粧品中心の包装資材、日用雑貨向け が好調、その他家電、工業部品。建築資材等が後半に入り上昇傾向だった。

2) 写真フィルム・ペーパー:下 期の展望で01年並の総需が維持できれば、と期待したが、数量面では前年並みを維持した模様。第三・第四四半期のドル高・インフレの昂進などで、この間販 売は01年同時期比低迷したものの、年末に掛けて01年を上回る小売の伸びにより、通年で前年並みを確保。 ただし価格面では為替安によるコスト増を完全 には市場に転嫁できず、更に新規参入による安値傾向も重なり、総じて軟化した。また、流通チャネルでは"非写真店チャネル"へのシフトがより明確になって おり、全体の30%を超えてきたのが02年の流れだった。

3) 筆記具業界:業 界団体はないものの、総じて8月~11月の4ヵ月間に売り上げの65~70%が集中しているため、レアル安に直撃された形で、輸入資材仕入コストが大幅に 上昇し、資金を圧迫。 さらに国内購入資材もレアル安・インフレの昂進で、仕入れ価格が上昇、国内向けはR$1~2の低価格品が中心であり、これら材料費 の占有率が高く採算を圧迫。11月に値上げを実施したこともあり、売り上げは前年比15%増となったが、出荷量は3%増に留まった。

4) 水処理剤:水 処理薬品市場は00年から01年に掛けて10~15%伸長を示したが、これはインフレ・為替安要因によるもので、02年実績もポテンシャルは大きな変動な いものの、数値的にはR$240 百万へ膨れたと思われる。 ドル高要因については上期3%、下期8%、通期平均5%強の値上げを実施し吸収に努めた結果、営業利益は前年比大幅増となった が、外貨借入に対する為替損が経常利益を圧迫した。

5) 接着剤・シール剤:コ ンシュマー向け瞬間接着剤は、値上げを見込んだ大手代理店が前倒し発注、在庫の積み増しを行った事などで、数量面では22%増となった。工業材料は、海外 輸出用向けを中心にした自動車エンジンシール材、オートペッサ、スピーカー製造業界向けシール材、接着剤需要は好調だった。これに伴う塗布用の塗布ロボッ トなど塗布機の売り上げも前年比30%の伸びとなった。 但しレアル安の昂進で付加価値率がかなり下がった。

6) 化粧品業界:02 年化粧品市場(規模5300億円)は前年比10%の伸長、スーパー・薬局での化粧品売り場が拡大。 米国の人気メーキャップブランドがイグアテミSCに一 号店を開店、03年に更に2店新規開店予定。 但しドル高による原材料コストの上昇で国産品も含め大幅値上げとなり、輸入品は更に高価なイメージが増幅さ れ消費者は避ける傾向が強まった。レアルベースでは売り上げ増なるも、売上原価の高騰に値上げが追いつかず、営業採算は大きく圧迫された。

7) 農薬・飼料添加剤 :連 続した大型合併の後遺症で流通に溜まった過剰在庫の一掃・整理を各社が目指した事、エルニーニョによる異常気象、市場価格が上がらない国内消費型の作物で の農家の防除意欲の後退、販売のピークである下期を襲った為替安に伴い随時値上げを繰り返したが、為替実勢に追いつかず採算の悪化、と大豆など輸出作物の 好調はあったものの、下期の新規出荷は全体として不調であり、業界ドル売り上げは02年通期でも3年連続前年比割れとなり、01年比20%ダウンの 15.8億ドルに留まった。
家庭用防疫薬は、需要化向け販売がドル建となっているため、下期の急激なレアル安で引き取り量の減少と支払い遅延が目立った。また消費者の家計防衛姿勢もあり不快害虫への投資は渋りがちだった。
飼料添加物は、鶏肉・鶏卵の安値での推移と主飼料のトウモロコシの生産減に伴う価格高騰で、添加物使用が圧迫された。

(2)2003年上期展望:

為 替の安定、ルーラ新政権の行政手腕などに期待しつつ、昨年の積み残し分の値上げ実施で採算の改善を目指す会社が殆どながら、新政権発足後6ヵ月を過ぎた辺 りからの閣内不一致も含めた政策が振れる恐れ、それによる対外的影響、当業界が石油関連でもある事もあり対イラク問題の進行状況 などを睨みながら、慎重 な営業拡大政策、投資姿勢をとる会社が殆ど。 特にインフレの進行に就いては各社の関心が高い。この中にあって今後更に拡大が見込める化粧品業界のように 米国大手の新規参入、輸入品メーカーの投資拡大、およびスペイン、ポルトガルなどへの輸出ドライブなど経済変動に左右されない業界もある。 またデング熱 媒介蚊の防除など特需が期待される分野もあり、03年上期は経済、特に為替・インフレが安定する前提で、業績拡大を期待する会社が大半。

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