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業種別部会長シンポジウム

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2002年上期業種別部会長懇談会-化学部会 2002/01/31

新井部会長発表

ポイント

  1. 3センターのエチレン生産量236.2万トン
  2. 白物家電向け樹脂に節電たたる
  3. タイヤ需要下期に落ち込む
  4. 金属工作油、下期10―15%ダウン
  5. 写真フイルム前年並み
  6. 筆記用具、下期に売上増進
  7. 農薬は農業豊作で売上増

 

米同時テロ事件、石化業界に影響せず

新井:化学品部会の新井です。化学品部会の業界、業種別に簡単にご報告させていただきます。


石油化学業界

石 化の上流部門は、先ほどから出ています、「アメリカの同時テロ事件」は、当地の石化業界へはほとんど影響を与えなかった。昨年11月に、ドバイ原油価格が 一時15ドル/バーレルまで軟化し、エチレンセンターがナフサ価格の低下で、コスト低下の恩恵を受けたものの、誘導品の国内需要が前年比減少、輸出市場も 下期急速に後退した。国内3センターのエチレン生産量が236万2000トンと現有能力に対し83%の稼働率と前年を下回ったという状況です。

 

石化誘導品部門

主に合成樹脂になりますけれども、樹脂代表のポリエチレンは、レジ袋などの底堅い需要に支えられて前年並みの荷動き。ポリプロピレンも自動車向けコンパウ ンドや雑貨、包装容器向けは量的には順調だったが、節電対策の影響を受けた白物家電向けは他の樹脂も含めて大幅減退を余儀なくされた。ポリスチレンは最大 の需要業界のテレビが480万台程度まで落ち込んだことで、非常に低調なまま終わりました。エンプラの代表でありますPCも国内・輸出とも下期に入り、急 速にかげって、在庫調整からプラントを止める状況となっている。ペット樹脂は清涼飲料、ミネラルウォーター、食用向けに昨年来の好調を維持している。

 

樹脂加工及びタイヤ

樹脂加工は3月以降のレアル安のため、輸入原料価格大幅アップ。国内調達原料も大半がドル建て、コスト上昇を招き、これが製品価格へ転嫁できず採算悪化。 これに加えて6月以降の電力不足問題、節電が始まり、家電を中心に新規購入が停滞し、生産調整に入っていたときに米国のテロが重なり、かつ自動車・通信関 係が下期減速したことで、例年最盛期となるべき9月から11月の販売活動は過去最低となった。通期では前半の好調、後半の不調で、プラスチック加工業界 は、前年の95%の生産指標となった。

タイヤ業界は、1月から6月の生産量が前年比21%増の自動車に支えられて、新車、交換タイヤとも国 内需要は上期に拡大。下期は一転して自動車生産にブレーキがかかり、タイヤ需要も大きく落ち込んだ。さらにレアル安が昂進、コスト上昇を製品価格に転嫁で きず、採算も大幅に悪化。上期の貯えでなんとか赤字は避けられた状況でした。


接着剤、シール剤

瞬 間接着剤市場、大衆市場ですけれども、これは、中国からの安価なジエネリック品が税関での取締り強化で、下期には影響がほとんどなくなり、市場が正常化、 売上が回復と。 工業材料市場は、電気、自動車及びその関連企業が下期に入り生産が落ち込み、その影響でブランケットオーダーの繰り延べやオーダーキャン セルが相次ぎ、平年の50%以下に工業用接着剤、シール剤の売上が落ち込んだ。

自動車部品のねじに対するプレコートシール剤加工も前年比 50%落ち込んだ。化学品業界といいながらも、結局、自動車業界に集約されるような部分が多くて、自動車業界の数字に比例するようなかたちで業績が後半に 悪くなった。みなさん輸入コストの転嫁ができず、利益を圧迫。10%程度の値上げを実施したが追いつかなかった、と言うことでした。

 

金属工作油

こ れもまた自動車関係でして、上期は好調な自動車生産に支えられたが、下期は一転してという。それから鉄鋼では、米国の輸入制限による生産の10%近い落ち 込みが重なり、工作油も下期は上期比15から20%ダウン。前年同期比でも10から15%ぐらいダウンで、通期でも5%くらい下回ったのではないかと言 う。採算面でも同じように原料高、それから運賃、容器等の値上げに伴う経費の増、市場の狭隘化で競争が激化。優良メーカーも含めて採算は相当悪化というこ とでした。

 

筆記用具

自動車とはおよそ関係ない筆記用具。文具ですけれども、年間を通して 順調ということだった。上期こそ前年並みだったが、下期は今年に入って値上げが起こるんじゃないかと言うため仮需が起こって、売上が大幅に増進と。ただ、 一方でドル高、電力不足による操業低下などで共通部品の日本への発注を余儀なくされたり、一部成型品の外注化、電力使用超過に伴う罰金などがコストを押し 上げ採算が圧迫されたと、電力問題にからめてこういう報告がありました。

 

写真フィルム

前 半は若干前年同期を上回るペース。その後、電力不足、アルゼンチン問題、ドル高で製品価格アップなど不安材料が多かったけれども、結果としてはほぼ 2000年並みを維持する結果となった。米同時テロ事件で海外旅行は控えられたものの、国内のレジャーでフィルムの使用が増えたと。これが一つの大きな原 因ではないかと言うことでした。

 

農薬業界

先ほどから出ています、「農産物の好調が輸出 に」と言うことですが、農薬業界もそれに比例した通り、天候にも恵まれて作柄も良く、物量面では前年比増となっています。ただし、国際価格がどん底にある コーヒー向けで、代金の回収問題の顕在化。それから綿が自給を達成したと同時に、国際価格、国内価格の低迷で作付けの大幅減が始まっていて、今年のシーズ ンで、場所にもよるけれども25から30%の面積減と。減った面積が大豆栽培に向かっているので、大豆は10%以上の作付け増。

その他、柑 橘はシトラス・ジュースの在庫が一定レベル以下になって、非常に値段的にも好調。フェイジョン、ポテトも価格が大幅に復活してきて、これら向けの農薬の出 荷は多かった。ただ、一方で、輸入原料が殆どなわけで、4、5回に分けて値上げしたが、作物はインフレに直結すると言うこともあって、比較的価格が抑えら れており、農薬価格も押し上げできず、採算悪化が起こっています。

それから相変わらず合併、大手同士の合併、結婚が盛んで、いま我々の市 場では上位3社で市場の60%を占めると、こういう状況が出現しています。それから、年末にかけて雨が降り出したのはいいが、降り続きすぎたセラード、干 ばつになってしまったリオ・グランデ・ド・スル。これで収量がだいぶ落ちると言われていたのが、ここへきて、また少し通常に戻ってきて、これに伴ってシカ ゴの相場も上がったり下がったりしている状況です。

 

2002年の展望

2002 年の展望を、一つ一つではなく、まとめて言いますと、中間財及び消費財を生産販売している業界ですので、輸入原料比率が高いと言うこともあり、為替の動 向、それからブラジル経済の推移による、との前提ながらで、米国経済の復調、アルゼンチン情勢の波及が軽微で、関連する自動車業界、家電業界が復調し、為 替が前年に比べて落ち着いた動きであれば、2001年並みか、これをはるかに上回る実績を挙げられるのではないか、と言う期待をしております。

た だ一方で、価格競争激化などで、製品の付加価値をいかに高めるかがキーという言葉が複数の会社から出ていました。石化業界では、去年のCOPENEに続い て、今年はCOPESULの資本再編が予定されており、農薬業界と同じように業界再編が進むのではないか、と言うことでした。

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