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ブラジル特集

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【国際的な富豪の資産がファンドの資金に】 2019/05/12

元役員と元事業家をマネージャーに据え、様々なグループが共同で投資し、投資先を多様化させている。

ブラジルのスタートアップに対してベンチャーキャピタル・ファンドが投資する資金のほぼすべてが、技術系企業の創業者とその他の機関投資ファンドらから国際市場で調達された資金である。この業界の先駆者のひとつモナシーズは、7ファンドを国外からの資金だけで設立、その1つに限り国内資本との合資としている。

その最後の国内外から資金を調達したファンドでは、インスタグラムの創業者でシリコンバレーで最も影響力を持つブラジル人の1人、マイク・クリーガー氏のようなブラジルの富豪と事業家などから1億5,000万ドル(5億9,400万レアル)を調達した。ブラジルでスタートアップが爆発的ブームになる以前の2005年に設立されたモナシーズは、ブラジル生まれのユニコーン企業、99に投資した。同様に、ユニコーン企業の仲間入りを果たしたコロンビア資本のラッピにも出資している。

マッキンゼーとアメリカのファンドであるジェネラル・アトランティックといった企業で経歴を持つエリック・アーチャー氏とウルトラ・グループの経営権を持つファミリーの資産を相続したファビオ・イゲル氏が設立したファンド・マネージャーの最初の投資は、経営パートナー自身が設立した教育会社で、これは当時、投資先となるスタートアップのオプションがなかったことによる。だがこれ以降、ファンド・マネージャーはラテンアメリカで88社に対して既に資金を提供している。現在、同ファンドの投資ポートフォリオには60社が名を連ね、この内42社がブラジル国内企業である。これらの中には、グロー(ブラジル企業のイエローとメキシコ企業のグリンの合併により誕生)やロジ(配達スタートアップ)、ネオン(デジタル銀行)、ヴィヴァ・レアル(不動産)のように、新しいユニコーン企業の座を射止める有力候補が控えている。

ブラジル国内に潤沢な資産を持つ別のファンドが、アルゼンチン系カザック・ベンチャーズである。同ファンドは、メルカード・リブレの元役員と創業者によって立ち上げられた。2011年に設立されたこのファンド・マネージャーは、既にアメリカと中国で3つのファンドで資金を調達しており、その総額は4億3,000万ドルに達する。カザックの経営パートナー、サンチャゴ・フォッサッティ氏によると、これらの資金を60社に投資しており、この内3分の2がブラジル国内だという。これらの中には2社のユニコーン企業が存在する。すなわち、ヌバンクと、スポーツジムのマーケットプレイスでこのほど10億ドル企業の仲間入りをしたジムパスである。

起業の世界でよくあるように、これらのスタートアップには別の、重要な大規模な投資グループも参画している。すなわちバロール・キャピタル・グループとレッドポイント・イーベンチャーズである。バロール・キャピタル・グループは、クリフォード・ソーベル元駐ブラジル・アメリカ大使が設立したもので、既にブラジル国内の30のスタートアップに投資している。ジムパス以外に同ファンドは、ブラジルのポータブル決済端末のユニコーン企業、ストーンにも出資している。

バロール・キャピタル・グループの経営パートナーであるマイケル・ニクラス氏は、当初はブラジルのプライベートエクイティへの投資というアイデアで始まったと話す。「ところが、ベンチャーキャピタルにもビジネスチャンスがあることが分かり、2012年に市場の様子を見るためにファンドを構築した」という。他のファンドと異なり、資金の調達はブラジル人を対象にした。

レッドポイント・イーベンチャーズも同様に、2012年、シリコンバレーの2つのファンド・マネージャー、レッドポイント・ベンチャーズとイーベンチャーズが提携して設立された。「これらのファンドの設立者は、2010年、『飛び立つキリスト像』が世界を駆け巡った時にブラジルへ進出した。だが、ブラジルの複雑な事情から現地の人間がプロジェクトの面倒を見る必要性を理解した」と、レッドポイント・イーベンチャーズでロメロ・ロドリゲス氏とパートナーを組むアンダーソン・ディース氏は言う。同ファンド・マネージャーは、既に31社に投資している。「当初から目的は、シリコンバレーの優れた慣行と経験をブラジルに持ち込むことだった」。

「様々なファンドがブラジルに進出を始めたのは2010年、『飛び立つキリスト像』が世界を駆け巡った時だが、ブラジルの複雑な事情から現地の人間がプロジェクトの面倒を見る必要性を理解した」 レッドポイント・イーベンチャーズの経営パートナー、アンダーソン・ディース氏(2019年5月12日付けエスタード紙)
 

 



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【会議所 トピックス】

Pdf「アルゼンチン大統領選挙直前の現地最新情勢について」ジェトロ・ブエノスアイレス事務所の紀井寿雄所長(2019年9月17日/18日)
 

Pdf「間接税の基礎」セミナー 課税・通関WGメンバーの安岡正哉氏(2019年8月29日)

 

2019年下期業種別部会長シンポジウム発表資料(2019年8月22日)

Pdf  金融部会    津田 双羅
   Pdf  金融部会 フェルナンド・オノラット・バルボーザ
Pdf  貿易部会    猪股 淳
Pdf  機械金属部会    山田 佳宏
Pdf 自動車部会    下村 セルソ
Pdf コンサルタント部会     吉田 幸司

Pdf  化学品部会     村松 正美
Pdf  電機・情報通信部会    小渕 洋
Pdf  食品部会     佐々木 達哉
Pdf  運輸サービス部会     湯原 慶
Pdf  生活産業部会     今川 尚彦

電機・情報通信部会(髙田正純部会長)主催のICTセミナー(2019年8月15日)

Pdf「ゼロトラスト時代のアカウンタビリティ~サイバーリスクへの対策強化に向けて」NTTコミュニケーションズ株式会社経営企画部マネージドセキュリティサービス推進室の竹内文孝室長

Pdf「IT資産集約型からクラウド活用への現状とセキュリティ課題」パロアルトネットワークス株式会社の藤生昌也シニアビジネスデベロップメントコンサルタント

労働ワーキンググループ主催セミナー(2019年7月23日)

Pdf「転換するブラジルの社会福祉 -右派・保守、イデオロギー色の強いボルソナロ政権-」ジェトロ・アジア経済研究所の海外調査員(サンパウロ大学客員教授)の近田亮平氏

パラグアイセミナー(2019年6月7日)

Pdf「パラグアイの地理的ポテンシャル」在パラグアイ日本国大使館の石田直裕特命全権大使

Pdf「チャンスの国パラグアイ」REDEIEXのSebastian Bogaddo氏、

Pdf「パラグアイの進出方法」ジェトロ中小企業海外展開現地支援プラットフォームの石田ミゲル コーディネーター

Pdf第一回イノベーション研究会によるアンケート結果
 

Pdf「法人所得税の損金算入」セミナーPDF吉田幸司グループ長
 

Pdf労働ワーキンググループセミナー「労働組合と労使交渉」PDF資料

 

Pdf最新版 サンパウロ市役所民営化案件リスト(2019年1月)

「ブラジル労働法のポイント」
(表紙クリックで内容表示)

Pdfブラジルのポテンシャル

(麻生元総理との意見交換会)

 

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