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インタビュー【メルコスールをいま一度見直す】ルイス・フィリペ・デ・オルレアンス・エ・ブラガンサ 2018/10/20

2018年の選挙で連邦下院議員に選出され外務大臣への起用も取りざたされる社会自由党(PSL)のルイス・フィリペ・デ・オルレアンス・エ・ブラガンサ(Luiz Philippe de Orléans e Bragança)氏が、経済圏を通じた貿易協定から二国間貿易協定への転換に言及した。

2018年の大統領選にPSLから立候補したジャイール・ボルソナロ候補が当選を果たせば外務大臣に起用されると期待されている、ルイス・フィリペ・デ・オルレアンス・エ・ブラガンサ氏。今回の選挙で下院議員に当選した同氏は、メルコスールを見直し、場合によってはブラジルは脱退し、貿易協定を二国間貿易協定の集合体へと置き換えるとコメントした。それだけにとどまらず、ブラジルが抱える最大の問題はベネズエラだと発言した。同氏によると、「ニコラス・マドゥロ大統領を権力の座から追い出すこと」が問題の解決になるという。しかしながらブラジル憲法がこの種の取り組みを禁止していることから、移民の処遇をより強硬にすることが解決策になり得るという見方を示した。例えば、定数制の導入だ。

以下は、エスタード紙とのインタビューの概略である。

エスタード紙 ボルソナロ政権が発足すると、メルコスールとの関係はどのようになるでしょうか?

ルイス・フィリペ・デ・オルレアンス・エ・ブラガンサ(LPOB) まずは、メルコスールをいま一度、当初の意図、すなわち地域の自由貿易を促進するという狙いを満たしているのか見直す。それが実現しているのかどうか、そして金融と経済、政治の視点から我が国に恩恵をもたらしているのかだ。この3つの観点から合意を再評価する。

エスタード紙 そしてもし、意図にかなわないものの場合は?

LPOB 対案なく去ることはできない。我々は既に、関心のありかを整理している。例えば、アルゼンチン及び他の加盟国との個別の二国間貿易協定。メルコスールとの決別だ。多国間貿易交渉から二国間貿易交渉というコンテクストへの移行だ。

エスタード紙 例えば、より左派色の強い層が政権を担当しているウルグアイと、問題を生じるでしょうか?

LPOB ない。仮にどこか1か国が反自由貿易主義、反資本主義、反開発主義の立場を採用すれば、それは問題になる。だがそれは、些末な問題だ。もしある国が社会主義になり、自由な活動を通じて発展を欲しないなら、それはイノベーションを想定せず、当然、取引は縮小する。今起きているのはそれだ。自由貿易を縮小する手段としてメルコスールが使われた。

エスタード紙 ボリビアはメルコスールの正式な加盟国として参加する予定です。あなたは、それに賛成ですか?

LPOB 賛成はしないだろう。私はボリビアが独裁体制と考える。同国を加盟させることは誤ったシグナルを与える。

エスタード紙 ではベネズエラとの関係について、計画は?

LPOB 私個人の意見を述べよう。総論として私は、大きな問題を抱えていると考える。2019年1月1日の時点で、ブラジルの国際関係にとって最大の問題は、ベネズエラだ。それは緊急性のある問題だ。ブラジルあるいはコロンビアに移住しようという人がおよそ600万人もいる隣国の1つなのだ。我が国は既に10万人を受け入れたが、そのことでロライマ州国境にはすでに複数の市が誕生した。

エスタード紙 すると、何をなすべきでしょうか?

LPOB 問題を解決するには、ニコラス・マドゥロを権力の座から排除し、ベネズエラの独裁政権を終わらせることだ。我が国の憲法は、そのきっかけとしてコロンビアと団結しベネズエラに軍事介入することを認めていない。だが我が国は国境警察活動と、ブラジルにおけるベネズエラ資産の差し押さえ、ブラジルに侵入しようとするベネズエラ支配層のアクセスを阻止することはできる。コロンビアも同じビジョンを持っていると私は受け止めている。そして難民支援について、それを我が国の国境地帯で行うのか、あるいは、コロンビアとベネズエラとの共通の合意に基づいた国境帯で行うのかどうか(の協議)。受け入れる移民の数は制限すべき、管理すべきだ。

エスタード紙 人数規制? 定数規制?

LPOB そう、そうだ。定数。なぜなら、10万もの人が入国し、ボア・ヴィスタ市民の安寧を脅かしているからだ。想像して欲しい、100万人だったら。その地域で何が起きるだろうか? 彼らは納税者ではないのにブラジルの市民権を完全に付与されるだろう。63歳、64歳になって、ブラジルで、何らの書類もないままに年金を受け取ることができるようになる。それなら、こうした人の流入を規制しなければならない。

エスタード紙 だがそれは違憲では?

LPOB もちろん違う。

エスタード紙 ボルソナロ政権が誕生した場合、あなたは外務大臣に抜擢されると言われていますが?

LPOB 私は、何らの招待も受けていない。他にも候補者がいる。

エスタード紙 米中の貿易紛争があり、ボルソナロ候補はアメリカの支持を表明しました。それは、グッド・サイドを選択したと言えますか?

LPOB 政治的な観点についてはそうだ。経済的な観点では必ずしもそうではない。アメリカは政治的にオープンだが、中国は政治的に閉鎖している。中国は世界と経済的観点から対話するが、それは、政治的な文脈では対話をしない。他方、アメリカはあらゆる点で、世界と対話する。経済、政治、社会。我が国は閉鎖的な国、孤立した国としっかり対峙する必要がある。これまでの態度を転換する必要がある。(2018年10月20日付けエスタード紙)
 



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