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ブラジル特集

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テメル大統領が自動車産業の新しい産業政策のための暫定法(MP)に署名(2018年7月5日) 2018/07/05

テメル大統領は、2018年7月5日(木)にROTA2030に関する暫定法に署名した。これは、MDICが中心となり、産業界、労働者、専門家、調査員、また他の政府関係機関を含めた議論を経て、ブラジルの自動車が世界基準に近づき、ブラジルが生産拠点となるべく、自動車産業発展のためのプログラムだ。

ROTA2030には世界における自動車の生産工程の変化や新しい車両の活用法に対応する内容が含まれている。その目標は、世界の先端技術に追いつき、自動車や自動車部品が輸出できるようになり、伯自動車産業のグローバルサプライチェーン参入拡大に向けた物流とモビリティの将来の指針となる。

MDICのマルコス・ジョージ大臣は、「このプログラムは、終了まで段階的に国内企業が海外の自動車産業と連携し、国際基準で判断される条件の中において、伯自動車産業の方向性が見ることができる」と述べた。

ROTA2030は、今までとは違った中長期の政策で、投資の3サイクル(ステージ)を考慮し15年間継続される。このように産業が段階的に将来性が見えることは、ブラジルへ投資をするための必要な検討材料となっている。安全性、エネルギー効率向上、技術開発について、プログラムで規定された目標基準達成の準備をすることができる。それぞれの投資サイクルで、プログラムの見直しが行なわれ、目標基準や規定条件が再検討される。

新政策では輸入車と国産車の新車販売義務規定を、行政機関が設定する。また、開発投資の条件・目的、エネルギー効率性、安全性の目標設定も行なう。目標達成に伴う自動車の工業製品税(IPI)の減税も見越している。研究やR&Dを促進し、ブラジルで研究ができる競争力があるか確認するだけでなく、目標達成の為に仲介企業を通じプロジェクト形成を行う。

10.2%の税務クレジットが付与され、個人所得課税(IRPJ)や純益に対する社会負担金(CSLL)と相殺ができる。

ジョージ大臣は、「コスト削減による競争力強化だけでなく、技術向上も促進する。重要なのは、ブラジルの自動車産業の発展が、世界の大手自動車メーカーと繋がっていくということで、投資判断がブラジル外の本社で行なわれる中、そこでこの恩典を正当化していく必要がある。ブラジル国内での競争優位性だけではなく、技術やイノベーションへの投資が、企業が生き延びる為のキーとなっていく。」と強調した。

挑戦すべき課題

  • グローバルバリューチェーンへの統合を難しくしている低い競争力の向上
  • エネルギー効率と安全性に関する技術の遅れの解消
  • R&D投資が他国に流出するリスクの低減、及び質の高い労働者損失の防止
  • 海外本社での新規投資案件が承認されないことによるブラジルへの投資機会損失の解消
  • 国外への生産拠点が流出することによる設備稼働率低下の防止
  • 裾野産業にまで影響を及ぼすバイオ燃料を活用した技術開発ノウハウ損失防止

対象

自動車組み立てメーカーと輸入業者、部品メーカー、その従業員

効果は社会全体に共有され、国内で販売される自動車のエネルギー効率が上がればキロ当たりの燃費も減少し、また車両の安全性も改善される。

目標

研究と開発:R$15億までのクレジット付与。この恩典を受け取るにあたって、自動車メーカーは1年毎に最低R$50億投資を保証する必要がある。

エネルギー効率:2020年までに車両のエネルギー効率を11%上昇。

構造の向上:2027年までに、運転支援技術の導入。

車両情報シール:ブラジルで販売される車両のエネルギー効率と安全携帯装置について、消費者にも直接的にわかる情報シールの授与。

ペナルティー

ROTA2030の義務規定を果たさない場合は、認可が下りた期間まで遡って取り消し、認可の停止、または不正行為をした一ヶ月前の売上の2%までの罰金の可能性。

ハイブリッドと電気自動車

テメル大統領は、この新技術の車両についてIPI税率の軽減の変更を行なう訓令(DECRETO)にも署名した。この施策は、二酸化炭素排気の少ないハイブリッドと電気自動車のブラジルでの販売を促進する。

この変更は、政府が促進しているモーターの新技術促進を支援し、ブラジルが目指すエコモビリティシティを作る基盤になる。

プレミアムメーカー向けのクレジット

連邦政府は、IPI税推定クレジット残(saldo credito presumido de IPI)を活用できる法案を国会に提出する。

  • InovarAutoでは投資プロジェクトを承認していた企業から引き取る形になり、プロジェクト導入段階で輸入車のIPIを30%加算することになった。
  • プログラム規則に則り、国内で生産を開始してから、支払うべきIPI税の削減の為、IPI税推定クレジットを通じて、その額が連邦政府から企業に償還されることになっている。
  • プログラム終了の際、全ての償還が行なえる期間が十分でなかった。
  • この提案は、2017年12月31日に終了したInovarAuto期間中に活用できなかった分も会社に還付する形で保証している。

自動車産業

ブラジルの自動車産業は、直接、間接雇用で約130万人の雇用を創出し、GDPにおいては、製造業の22%、そしてブラジル全体の4%を占める。自動車産業は、主要雇用産業で国内経済にとって重要な産業となっている。(出所 商工サービス省サイトより抜粋 http://www.mdic.gov.br/index.php/noticias/3416-presidente-assina-mp-que-cria-nova-politica-industrial-para-o-setor-automotivo

 



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